宇佐美典也とおときた駿のイベントに、元衆議院議員の宮崎謙介が登場!

著者名横山由希路

元経済産業省官僚の宇佐美典也さんと、都議会議員のおときた駿さんがタッグを組むオンラインサロン『宇佐美典也とおときた駿の「ゆるい政治」』。このオンラインサロン内で月に一回開催されるトークイベントでは、毎回個性豊かなゲストが登場します。今回は”ゲス不倫”で世間を騒がせた、元衆議院議員で現会社経営者の宮崎謙介さんがゲストとして登場しました。

このイベントは、参加者がサロンオーナー2人と月替りのゲストとともに、アルコールや軽食を食べながら全編ゆるく話を聞き、トークを交わすというもの。前半はゲストの基調講演、宅配ピザを肴にした雑談タイム、後半はサロンオーナーとゲスト、参加者を交えてのフリーディスカッションが行われます。

開始時間の19時を少し過ぎた頃、宮崎謙介さんの基調講演が始まりました。いきなり「こうしてマイクを握りますのは、謝罪会見以来」という掴みで会場を笑わせた宮崎さん。14時間辻立ちしたことで知られる、当時の野田首相の記録更新をしたいがために始めた「12時間街頭演説20回」の経験が光ります。

政治家になったきっかけは、自民党の公募だった

宮崎謙介(以下、宮崎):今日は皆さん、どんな話が聞きたくていらっしゃいましたか? 政治に興味があるんですよね? では経済やビジネスに興味のある方は……ぼちぼち。では、人間が挫折からどう這い上がってきたのかを知りたい方! 全員ですね、わかりました(笑)。

おときたさんのことは、私が学生相手の会社をしていた時に、やはり似たような学生界隈の集まりにいらしたので、以前からお名前は知っていました。実際にお会いしたのは、3年前の友人の鍋パーティーですね。当時、私は育休宣言をしていたので、おときたさんから「頑張ってくださいね。これからは僕たちの時代ですから」と声をかけてもらったことを覚えています。それなのに、その後にあんなことがありまして…(笑)。

 

会場一同:(爆笑)。

 

宮崎:でも、週刊誌をはじめとして、やっぱりマスコミはすごいですよ。メールや電話を通じて、私の友人ほぼ全員に取材を行っていますからね。おときたさんにも当然取材申し込みがあったはずですが、男気のある方で一切コメント出さなかったですね。

おときた駿(以下、おときた):別に男気じゃないよ!(笑)。

宮崎:傷心の私を切り刻まなかった方ですから、今日のゲスト登壇も話がおときたさんからあった時は二つ返事で協力させてもらいました。あの時のご恩に報いようと。それでは、今日はどうしてこんな無茶苦茶な人間が政治家になったのかをお話します。

 

宮崎:早稲田大学卒業後、26歳で学生相手の会社を起業しました。ネオトラディションという会社で、東大、京大、早慶といった、言い方は悪いですけどちょっと生意気な学生さんを一流企業に紹介していました。

具体的には、リクルートさんの人事部門からお金をもらって、年間約1万人の学生さんを相手にイベントやセミナーを開催していました。当時、京大就活生の9割がネオトラディションのサイトに登録をしていたので、売り込む側である私たちが企業側からたくさん問い合わせを受けるようになりました。

とは言え、学生相手のベンチャーなので、学生さんにも手伝ってもらわないといけません。生意気な彼らの人心掌握をするために、ラーメン二郎や飲み代を奢り、事務所に畳を入れて、帰れない学生を泊めていたら、珍獣のような変わった学生がたくさん集まってくるようになりました。

朝は学生たちが雑魚寝する横で、吸い殻とかビールの空き缶を掃除するところから始まります。優秀な学生ばかりを集めて、日本のリーダーになるべく応援したつもりが、中でも頭のいい学生は「日本はオワコン。外資系に行って、将来的にはシンガポールあたりに国籍を移して、悠々自適に暮らしますわ」なんて言い出す。優秀な連中は政治をやらないんだと気付いたその時、私は29歳。30代のどこかで政治の世界、それも国政に引っかかればいいなあと方針転換をしました。

宮崎:よく政治家になりたい人は、政治塾に入ったりするじゃないですか。小池都知事もやっていらっしゃいますね。私の転機は、30歳手前の冬に顔を出した早大商学部のゼミの忘年会でした。1つ下の後輩が自民党職員で、自民党で候補者を公募することを教えてくれたんです。

当時は民主党政権で支持率70%。世襲議員の多い自民党が、当時の谷垣禎一総裁の旗振りで全国的に公募をかけても、なかなか自民党では手を挙げなかったのです。私の選挙区でも応募者数は20名程度でした。そこで、私が論文と戸籍を取り寄せて自民党に送ったら、最終候補の4人に残ることができました。ネオトラディションの仕事を通じて京大の非常勤講師もやっていたので、京都3区志望で出していたら、自民党京都府支部連合会での面接が始まりました。私1人に対して面接官20人…。しかも、面接官の年齢は、上が90代から下は60代まで。3回面接をクリアし、なんとか衆議院の支部長を勝ち取ったわけです。

でも、そこから苦労しましたね。憲法も政治も保守とリベラルの差も大してわからない。一番困ったのは演説ができないことでした。だから、全国の青年局の研修で石破茂さん、引退された高村正彦さんが話した内容をiPhoneで録音して書き起こして、一言一句覚えたんです。このおかげで、私は翌日から国防と外交について堂々を話せたんですよ(笑)。

 

会場一同:(笑)。

 

宮崎:いや、笑っていますけど、芸事は「守・破・離」なので(笑)。まだ何もわからない時は、もう完全にお師匠さんの真似をしました。体に言葉を入れ込むと、物事の筋道がだんだんわかってくるんです。そうすると、自分とこの人とは考え方が違うなと、独自の意見が出てきて、やがて勝手に勉強するようになります。

そうしているうちに何とか2期目に入りまして、各省庁を横断する政策立ち上げ屋の仕事を始めました。

子育て中のパパ3人が少子化対策を語る

休憩を挟んで、ここからはいよいよ後半戦。ゲストの宮崎謙介さんとホストの宇佐美典也さん、おときた駿さんと会場のフリーディスカッションになります。最初のトークは「少子化政策」について。

宮崎:以前、イクメン議員と言われていましたが、ごめんなさい。本当は子育て政策とかよくわかっていなかったです(笑)。急ピッチで勉強しました。

でも少子化対策には興味がありました。今まで上手くいった各国の少子化対策を調べてみると、「結婚適齢期の女性に1000マルク(編集部注:現在の価値に換算すると約85万円)を無利子で貸し付ける。1人目の子供が生まれれば、貸付金の返却を4分の1免除、2人目で半分免除、3人目で4分の3免除」というシステムがありました。これ、どこの国だと思います? ある時代のドイツの政策です。バラマキ政策ですけど、「どうしよう、国からもらったお金を使い込んでしまった。じゃあ、子どもでも作るか」という人も出てくるかもしれない。

 

おときた:フランスは子どもを産めば産むほど、年金の額が増えますね。3人産めば老後は安泰、4人産めばむしろ裕福になれるぐらい。事後払いではありますけど、発想としてはフランスも似ていますよね。

 

宇佐美典也(以下、宇佐美):フランスはね、実証結果を見ると、あまり効果がなくて。移民家族が圧倒的に多いから、移民を受け入れると必然的に人口が増える結論になりますね。

 

おときた:要は、ひとりひとりの人生の質や生活の質を上げることには寄与していても、少子化対策に実はなっていないのではないかというのが、最近の検証結果という事ですね。

 

宇佐美:低所得者には対しては効果があるんですよ。子どもを産んだほうが、経済的なメリットがあるのだから。

 

宮崎:最近、憲法論議の勉強会で、少子化の時代背景を憲法に盛り込まなくてはいけないという意見が出てきているんです。逆に、国のサイズ感として少子化でもいいじゃないという人もいます。でも少子化対策を制度として掲げている以上は、「産めよ、育てろよ、働けよ」って、女性にばかり押し付ける社会じゃダメだなって思いますね。男は甘えているよね? 日本は本当に女性に甘えている社会だなと思います。

子育ても挫折から這い上がるのも『ときめきメモリアル』理論が効く

おときた:私たち3人は全員、1歳半〜2歳半の子供がいて、子育て中ですよね。家に帰って何をしています? 僕は寝かしつけも料理もオムツ替えもしますよ。妻がいない時は一通り全部やります。彼女がいる時に手伝うだけだと、手伝いの領域を出ないわけですよ。「今日家にいなくていいよ。俺、全部やっておくから」というのがどれだけ言えて、妻の休息日を何日取れるか。「おはよう」から次の日の「おはよう」まで、夫に任せられるか。

 

宇佐美:俺はそこまでできてない。とりあえず最低限のこととしてやっているのが、保育園へ子どもを連れていくことと風呂掃除と、ゴミ捨てくらい。あとは、妻の睡眠時間を確保すること。妻が眠そうにしていたら、子供の面倒見て眠る時間作る。お風呂に入れたりもしたいけど、俺が自宅に帰るのが遅すぎるから、たまにやろうとしても子どもが嫌がるよね。イクメンとはとても言えない。

 

おときた:結局、家に帰るのが遅いというのが、男性育児問題の根源ですよね。だって2歳半の子は、夜9時には寝るわけじゃないですか。ということは、8時半には寝かしつけですよね。遅く帰ると何もできないんですよ。

 

宮崎:僕は夜6時に家に帰って、料理して、子どもをお風呂に入れて。寝かしつけは妻に任せて、夜8時ぐらいから仕事の飲み会に行きます。

 

宇佐美:それは仕事相手からしたら厳しくない?

 

宮崎:かくかくしかじか妻が大変で……と先方に説明をしておけば、大抵は二次会から飲み会に参加できます。相手の方も嫌がらないですよ。

 

おときた:会場の女性の方で男性の育児参加に物申したい方は?

 

会場女性:私は2人子どもがいて、夫より稼ぎがあります。夫が兼業主夫として家事を回してきたのですが、私が2人目妊娠となって産休に入ると、途端に家事をやらなくなったので、何とか育児をさせようと調教をしました。やはり、夫と妻のどちらかが家にいる状態だと、家族としてヘルシーな状態にならないと思います。

 

おときた:要は夫婦の間で役割が固定されてしまうということですよね。僕も子どもが夜泣きすると「僕、乳が出ないじゃん!妻に勝てないじゃん!合理的に考えても男は外、女は家」って思ってしまった時期もあったのですが、ウチの妻はいい意味で僕を調教してくれまして。妻が不在でも何とか一人で対応できるようになったのですが、あのハードな調教期間がなければ、他所のお父さんも育児をサボってしまうかもしれない。ところで、旦那さんの調教は上手くいったのですか?

 

会場女性:2人目の子は、私よりも夫のほうが、接触時間が長かったので、下の子は夫と私を見ると、夫に「抱っこしてほしい」と泣きますね。

 

おときた:子どものなつきは、接した時間に比例するんですね。

 

会場女性:そうですね。正直、誰でもいいと思いますね(笑)。

 

おときた:僕は育児も『ときめきメモリアル』(編集部注:コナミから発売された、恋愛シミュレーションゲーム。)理論だなと思うのですが、単純接触がある一定の時間まで増えないと、ゲーム内でかわいい詩織ちゃんとかがデートに応じてくれないじゃないですか。だから「子どもは全員詩織ちゃんなんだ」と思って、ある一定のところまで接しつづけたほうがいいですよね。

 

宮崎:『ときめきメモリアル』理論って、実は有効だと思うんですよ。育児の話から少し離れますけど、僕もあんなことがあった時に、「みんないつか忘れるから。その時まで待て」と、いろんな人から言われたんですよ。でも、人は忘れない。小保方晴子さんだって、本を出されましたけど、私たちのイメージは最後の会見のままですよね。

メディアは叩いても決して弁明はしません。だとしたら、いじられながらでも、自分の主張できるところに出ていかなくちゃ。テレビで叩かれたのなら、テレビに出ていく。9割いじられたとしても、自分の主張が1割できれば、もうラッキーです。

議員を辞めた当時、僕に対する意見は100%否定的な意見でした。でも今は、『ときめきメモリアル』理論じゃないですけど、「最近、あいつテレビで観るな」と思っていただけたのか、僕に対する意見が7割否定の3割肯定に変わりつつあります。

同期に多くの優秀な議員がいましたが、週刊誌とワイドショーにやられてしまった仲間が何人かいます。みんなすごく仕事ができたんですよ。中には週刊誌報道と実情は大きく異なることも多々ありました。そんな同期には「テレビ出ようよ」と声をかけているのですが、「私はトークが上手くないし」なんて言う。これはもったいないですよね。テレビに出れば確実に笑いを取れるような、鉄板のネタを持っているのに(笑)。

 

会場一同:(爆笑)。

 

その後、会場からは「縦割り行政の問題」や「正社員制度に物申す」、「宮崎さんのV字回復のブレイクポイント」、「今度選挙に出ることになったのですが、どうしたら良いですか?」など、様々な質問が飛び交いました。

 

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イベント終了後、おときたさんは「毎日目まぐるしくて、身近な人にも今日のニュースについて話す機会がないなかで、月に1回ぐらいは忌憚なく政治の意見をぶつけあえれば」と話しました。宇佐美さんは、「政治について気張って話すよりも、ゆるい感覚で政治について話したほうが、参加者の皆さんに楽しんでもらえるんじゃないかと思います。軽食とかアルコールを提供するのも、そういった背景があります」とイベントについてコメントしてくださいました。

実はイベントに登場するゲストも、宇佐美さんとおときたさんのお知り合いの中から毎月交互に2名ずつピックアップし、サロン内の参加者の投票制で決められているのだそう。

「政治」というと難しいイメージが付き物です。身近な人と政治について語り合っているという方は少ないかと思いますが、『宇佐美典也とおときた駿の「ゆるい政治」』では、今回のような定期イベントをはじめ、ゆるく、そして楽しく政治について興味を持てる場があります。

気になった方は、『宇佐美典也とおときた駿の「ゆるい政治」』をぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。月に1000円で入会できる学割もあるので、学生さんにもおすすめです!

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宇佐美典也 / おときた駿 - 宇佐美典也とおときた駿の「ゆるい政治」 - DMM オンラインサロンサロン概要元官僚宇佐美典也と都議会議員おときた駿が主催する会員制サロン。30代にして政治に夢を捨てられず、かといって与党に参画するわけでもなく、だからといって街頭に出て安保法制反対のデモをするわけでもない我々2人と、肩の力を抜いて半ば緩く半
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