女性だって1億円は夢じゃない!島藤真澄が語る、ビジネスはじめの一歩

著者名ハシ ビロコ
女性だって1億円は夢じゃない!島藤真澄が語る、ビジネスはじめの一歩

女性の社会的活躍が注目される昨今。しかし、頭のどこかで「女性が億単位のお金を動かすなんて無理」と思っていませんか?

今回お話を伺ったのは、女性起業家として約1億円の売上を達成した実績を持つ、株式会社ShimaFuji IEM代表の島藤真澄さん(https://ShimaFuji.jp)。今では男性からもビジネスの相談を受けるほど活躍している島藤さんですが、もちろん最初から全てがうまく行っていたわけではありませんでした。成功の裏には、さまざまな努力や苦労が隠されていたのです。

子どもに「おかえり」と言える仕事がしたかった

――島藤さんがビジネスを始めたきっかけは?

実に夢がない話なんですけれど、実はシングルマザーでして。子どもが小さい間は、家で「おかえり」と言える仕事がしたかったんですね。母親業もちゃんとやりたかった。

仕事と母親業の両立については、『キャリア・ダウンのすすめ』っていう本にも書いています。

キャリア・ダウンのすすめ―大人の女の新しい選択

(画像をクリックして詳細を見る)

赤ペン先生とか、通販とか、家でできる仕事を色々やってきたんですけど、下の子が18歳になった時、私は50歳。そろそろ以前のように外に出て働こうと思っても、当時はその年齢の女性が外に行くお仕事があまりなかったんですよ。だから、時給800円で働くか、自立するしか選択肢がなかったんです。「それだったら起業しよう」と思って、起業しました。

 

――なぜ、オンラインサロンを始めようと思ったのでしょうか。

起業してものすごく苦労して、だまされた経験もたくさんあって。起業を目指す女性たちには私と同じような経験をしてほしくないと思ったので、何もない状態から起業した人間が苦労して得た経験を知ってもらいたい、ということでオンラインサロンを始めたんです。

 

――オンラインサロンの中でされている話は骨太なものが多いのですか?

多いですね。打倒キラキラなので、私は。ですので、オンラインサロンにいる男性も女性も、きちんとビジネスをされている方も多いです。何件もサロンを経営しているとか、人材育成をしているとか…女性もなかなか骨太な方が多いですね。

 

――島藤さんの思う「キラキラ」した起業家とは?

たとえば、SNSに自撮りが入った写真を上げるとか、自分がコミュニティの主となって、知っているノウハウを教えていくようなパターンの方ですかね。

「キラキラ輝こう」って、もとは男性コンサルが言い始めたことなんですよね。でも実際は、それでは絶対輝かないよ、っていう感じのビジネスモデルを教えていて。結局お友達からお金を奪う形になるんですね。自分の考えたビジネスの価値が提供できていなかったら、お友達を失ったり、ビジネスも失敗してしまう方が多いと思います。

問題解決を考えるのがビジネスの第一歩

――島藤さんがビジネスを考えるときに、大切だと思うことはありますか?

私がビジネスを考えるうえで重要だと思っているのは、「自分にできることで、目の前の人が抱えている問題を解決できるものはあるか」ということです。そのためには、まずお客様の抱えている問題を知る必要がありますよね。それを考えるのがビジネスの一歩だよ、と教えています。だから、自己実現のためにやるのはキラキラだと思うんです。

人に何かが提供できて、それに対して「ありがとう」という感謝の気持ちをお金で示していただくのがビジネス。仕事で人からお金をいただくことって、ものすごく大変なことなんですよ。

チャンスは詐欺。試練こそが本当のチャンス

――島藤さん自身、1億円に迫る売上実績を出されていますが、どういった経緯で1億円を稼ぐに至ったのでしょうか?

売上ですよ、1億円は。だからそんなに儲かってないんですよ、新たなビジネスに投資しちゃうので。

創業してしばらくは本当に大変でしたよ。たとえば他の方と合同でイベントを開催してみたら、私が全部責任を負わされたとか。一緒にビジネスをした相手が「名前を貸してあげたからお金をください」って、後から私に言ってきたこともありました。そういった経験の中で結局、いい話はないって気がつきました。チャンスに見える話は全部詐欺ですね(笑)。

だから、試練に見えるものにチャンスがある気がします。私は、試練に見えるほうにあえて進んでから、うまく行くことが多くなりましたね。

社会への貢献とか、誰か目の前の人を助けることのできるビジネスはできないんだろうか、と考える様になってから、ビジネスが急にうまく回り始めました。

 

――島藤さん自身も、問題解決をしたい、ということがわかってからうまく行き始めたんですね。

そうですね。自分の身のほどを知りだしてからですね。

あとは、やらないことを決めた、っていうのも大きいです。自分で何かやろうと思っているうちはうまく行かなかったんですが、チームでやろうとか、得意な人に華を持たせてあげようと思い出してからのほうが、数字はよくなりました。

女性が1億円の壁を超えるには

――得意な人を活かす方向で考えて、うまく行ったんですね。他にもビジネスを成功させるうえで大切な考え方はありますか。

仕事をしていると、明日の支払いに追われることとかあると思うんですけど、そういう時は数字にばかり気を取られてしまうんですよね。でも、実際は数字に見えてこない部分のほうが大事だったりします。だから、これをやることで誰かが幸せになるかどうかに焦点を当てたほうが、ビジネスはうまく行くと思います。

私もサラリーマンの奥さんをしていたことがあるのでわかるんですけど、「お金をいかに使わないで次の月まで過ごすか」っていうのが、サラリーマンの妻としての考え方じゃないですか。

でも経営者ってそれではいけなくて、ビジネスでは丁寧にバランスをとるっていうのは良くないんです。でも、普通の主婦の感性だと、全てを小さくやってしまうんですよ。

 

――たしかに、リスクはなるべく少なくしたいと考えちゃいますね。

女性ってリスク取るのが怖いので、いざっていうときに賭けに出られない。でも、その状態だと1億円の壁は超えられないと思います。

経営ゲームをやってもらうとわかると思うんですけど、このゲームはちまちま動いていると、手元のお金が無くなるようにできているんですよ。つまり、勝負には「時間」も入っているということです。

今からの時代って貯金しても残らないので、どこで勝負をかけるか、という事がビジネスでは特に重要ですね。

億を夢だと思わないで

――リスクが大きい分リターンも大きくなるはず、と考えて勝負をかけることが大事なのですね。

そうです。私はいつも、「普通に億単位を動かせるビジネスを考えられるように、頭を切り替えようね」と言っています。億、っていう額を聞くとみんなびっくりするんですけど、その1億円の中にはリスクの分も入っています。

いざというときのリスクの分も残しておかないといけないし、勝負に出るときのためにも残さないといけないし、最初に貸し付けをしてもらったお金をプラスして返す分も必要じゃないですか。だから、それくらいの規模で動いていないとダメなんです。

主婦の人も普通に億単位で考えよう、っていうのはオンラインサロンでも教えていますね。

 

――1億円はゴールではなく、スタートなんですね。

そうです。つまり、億単位を動かすのは普通と考えてください、ということですね。もちろん、今は小さく動かしている方もいるけれど、後々、億単位を動かせるビジネスの足掛かりをつくっていきたいよねと伝えています。億といわず、兆を目指してほしい。100億行ったら一人前です。

だって、そう考えないと億は稼げないんですよ。

億単位のお金が動くように考えてつくったビジネスモデルで、初めて1,000万円とか、普通の生活レベルの収入ができるので。だから億っていう言葉を夢みたいに思わないで欲しいですね。

売上は、自分の手元のお財布に入るお金とは全然関係ないよ、っていつも言っています。

 

――「1億円なんて私には無理」と限界を決めがちですけど、実はそうじゃないんだよ、と頭を切り替えることで成功が見えてくるんですね。

はい。小さいビジネスモデルでスタートするのではなくて、最低限1億円行くビジネスモデルを、テストで小さくスタートさせるんですよ。

 

――小さいビジネスモデルは、いつまで経っても小さいままですもんね。

絶対に利益が出ないから、永遠にしんどいだけですよ。やりたいことが同じでも、企業と提携してやってみるとか、最初から億を目指していれば、動き方が違ってくるはずです。

オンラインサロンで語り合うビジネスとは

――オンラインサロンの中ではどのような相談がありますか?

ついこの間、あるプログラマーさんから相談がありました。「コワーキングオフィスみたいなところをつくりたい」と言っていたのですが、私は数字を聞いて、やめたほうがいいよって話をしたんですね。

それをやりたいのであれば、すでにコワーキングオフィスを持っている人たちに、「自分のやりたいビジネスモデルとコラボしましょう」と話を持っていったほうがいいと思いました。

プログラマーである彼が提供できる価値は、「場所」じゃないんですよ。でも、組み立て方を変えても本人のやりたいことは変わっていないですよね。

 

――アドバイスで行き詰っていたものが開けたんですね。

そうです。私のオンラインサロンでは数字的にも広がるビジネスモデルをアドバイスしています。

 

――オンラインサロンの名前に「バー」とあるので、お酒を飲みながらお話もされていると思います。雰囲気はどのような感じですか?

女性も男性も格好つけないで、みんなで気軽に相談できたらいいなと思ったんです。だから画面の前でみんなお酒を飲んでいるんですけど(笑)。中に入って発言することもできるし、じっと見ていることもできるので、とても良い学びになると思います。

あとは、損得勘定なしに人材マッチングもできるかな、と思っています。

 

――経営者のバー、というとハードルが高いような気がしていましたが、興味があれば気軽に参加していいんでしょうか。

はい。今後、女性の方や若い人も育てていきたいですね。

限界を決めているのは自分自身?

――オンラインサロンではビジネスやマーケティングに関する用語の解説などもあります。そのため、ビジネスを始めたばかりの女性や、これからビジネスを始めたいけど自信がないという女性でも安心して学べそうだと感じました。

本当に活躍してほしいんですよ、女性に。常にそう思って活動しています。

でも、女性が女性の足をひっぱったりすることも多いので。たとえば女友達にビジネスモデルを否定されて打ちひしがれているような人はオンラインサロンに来てくれたらいいと思います。

本当にだめなのか、可能性があるのかみんなが意見してくれるし。本当にだめだったらビジネスモデルを組み立て直せばいいだけだからね。たとえビジネスモデルに対して意見されたとしても、人格を否定されているわけではないので。

あと、お子さんがいる女性にも入っていただきたいんですよ。別に起業を考えていなくても、子育てに役立つことがいっぱいあると思います。今は、これまでみたいに「子どもがいい会社に入れば子育て終わり」っていう時代じゃないです。だから、「どう育てればいいのかわからない」という方に来てもらえば、これが正しいとか、これが間違っているとか見えてくる気がしますし、私も子育てが終わったから言えることもあります。『キャリア・ダウンのすすめ』のその後を見せるために、私自身も頑張らないとなあと思っています。

 

誰かの問題を解決するためのビジネスを実践してきた島藤さん。その言葉はどれも自信や愛情に満ちていて、まるで経営者たちが集まるバーのママのようでした。プロの起業家の方も子育て中の女性も、悩みを抱えていたらオンラインサロンで島藤さんに相談してみてはいかがでしょうか。

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