マウンティングはなぜ起こる?効果的な対処法とは

著者名ハシ ビロコ

マウンティングに悩んでいませんか?職場やプライベートなど、マウンティングが起こる場面はさまざまです。中には、ついマウンティングをしてしまう癖を直したいという人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、マウンティングをされて困っている人だけでなく、無意識のうちにマウンティングをしてしまう人にも向けて、効果的な対処法をご紹介します。

マウンティングとは?

マウンティングとは、相手よりも自分を優位に見せようとする言動のことです。金銭面や学歴、容姿、配偶者の有無など、あらゆる側面から自己を誇示しようとします。もともとは女性に多いとされてきましたが、近年では男女や年齢問わず見られる行動になってきました。 

言葉の由来

『大辞林 第三版』を参照すると、マウンティングはもともと「動物社会における順序確認の行為」を指す言葉でした。

たとえば、サルは「交尾」がこの行為に当たります。1匹は馬乗りの姿勢をとって自分の優位性を示し、もう1匹が従順で無抵抗な態度をとります。対外的に序列がわかりやすくなるため、群れの中での混乱を防止する効果があると考えられています。

2014年に発売された書籍『女は笑顔で殴りあう~マウンティング女子の実態』では、主に女性が自分の優位性を主張することを動物社会における習性と重ね合わせ「マウンティング」と名付けました。その後、テレビドラマ『ファースト・クラス』などの影響もあり、「マウンティング」という言葉が世間に浸透したようです。

(参考:『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』瀧波 ユカリ、犬山 紙子,筑摩書房(2014コトバンク|マウンティング

マウンティングが発生しやすい場面

マウンティングは日常のあらゆる場所で起こる可能性があります。マウンティングが発生しやすい主な場面を見てみましょう。

職場

職場では、上司がミスを認めず部下に責任転嫁をする、過去の実績を引き合いに「私が正しいに決まっている」と持論を展開するなどの場面が見られます。こうした態度は部下に上から目線だと思われることがあり、マウンティングの一例となっています。 

また、その逆に部下から上司に対するマウンティングが発生することもあります。上司のミスを見つけて修正した部下が「直しておきました」と恩着せがましく言ってくることにモヤモヤを感じた人もいるようです。

ママ友との会話

ママ友との会話で多いのが、夫を引き合いに出したマウンティングです。夫の年収や会社の事業規模などを相手から聞き出し、「私の夫のほうが……」と優位性を主張します。 

また、本人がいないところで「あの家庭は収入が低いのに無理をして高級車に乗っている」など陰口めいたマウンティングをするケースも見られます。 

同窓会

同窓会などで久しぶりに顔を合わせた同級生がマウンティングをしてくることもあります。具体的には、配偶者の有無、職業などを話題にし、「自分のほうが幸せだ」と優位性を主張するといったものです。また、さりげなく結婚指輪をアピールしたり、身につけた高級ブランド品を見せつけたりと、言葉以外でのマウンティングもあるようです。 

SNS

SNSを利用して不特定多数にマウンティングする例も見られます。おしゃれなカフェに行った写真をアップしてキラキラアピールをしたり、誕生日プレゼントをもらうたびに投稿して友人の多さをアピールしたりなど、その内容は実にさまざまです。

また、投稿に対するコメントも、マウンティングとして受け取られる事例もあります。たとえば、高級料理店に行ったという人の投稿に対して「私も何回も行ったことあるよ」とコメントし、自分は常連であると主張してくるケース。本人に他意はなくても、コメントを受け取った人はマウンティングだととらえてしまうこともあるようです。

(参考:『他人を引きずりおろすのに必死な人』榎本博明,SBクリエイティブ(2016『プライドが高くて迷惑な人』片田珠美,PHP研究所(2014『怒ることで優位に立ちたがる人』加藤諦三,青春出版社(2018『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』瀧波 ユカリ、犬山 紙子,筑摩書房(2014北海道新聞|マウンティングなぜ起きる 自分の優位性を誇示 性差や立場を越え、職場でも

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マウンティングする女性の特徴

マウンティングをしてしまう女性には、どのような特徴があるのでしょうか。いくつか例を見てみましょう。

承認欲求が強い

他人に認められたい気持ちがマウンティングにつながってしまうことも。たとえば、「仕事もあるのに毎日子どものお弁当を作るのが大変」と発言することで、仕事も子育てもこなす自分を認めてほしいと暗に主張する行為はマウンティングになります。

プライドが高い

プライドの高い人は、他人よりも自分の立場が上であることを主張したがります。その結果、学歴を自慢する、収入の高さをアピールするなどのマウンティングをしてしまうのです。 

人の意見を聞かず、自分の非を認めない

マウンティングをする人の中には、他人からアドバイスをもらっても受け入れず、自分の考えを貫き通すタイプもいます。自分のミスを認めず「黙って言うとおりにすればいい」と、考えを押し付けてくることもあるでしょう。 

毒舌

トゲのある物言いが通常という毒舌タイプの人も、マウンティングをする女性に見られる特徴のひとつです。「こんなこともできないのにずっと働いているんだ?」など、相手をけなすような言葉をさりげなく会話に入れてきます。

相手の気持ちを想像できない

女性の中には、あまり考えずに思ったことをとりあえず発言してしまう人もいます。このタイプは、相手がどんな気持ちになるかを想像できていないため、マウンティングをしているという自覚が希薄なのが特徴です。

上から目線のアドバイスが多い

アドバイスと見せかけてマウンティングをしてくる人もいます。たとえば、夫を持つ女性が「〇〇ちゃんも早く結婚すればいいんだよ」と未婚者にアドバイスしたケース。これは、一見相手を思いやっての発言のように感じますが、未婚者にとっては既婚者による上から目線のマウンティング発言だと感じてしまうでしょう。

ブランド品が好き

ブランド品という対外的にわかりやすいアイテムを使って、収入の高さや彼氏自慢のマウンティングをする人もいます。たとえば、身につけたブランド品を見せびらかしたり、恋人からもらったプレゼントを自慢したりするなどの行為は、不快に思う人も多いはずです。 

SNSでのリア充アピールが多い

SNSでリア充アピールすることもマウンティング女性に見られる特徴のひとつ。友人や恋人と遊んだ写真をアップする、パーティーなどの予定を自慢するなど、目の前にいない人に対しても優位に立とうとします。 

八方美人

誰にでもいい顔をする八方美人も、陰ではマウンティングをしている可能性があります。一見仲良く接していても、ほかの友人の前では悪口を言って優位性をアピールすることがあるようです。

恋人の理想が高い

恋人に対して年収、学歴、容姿などの理想が高い人もマウンティングをしやすいタイプです。友人の恋人に対して「でも学歴がイマイチ」、「あんまりかっこよくない」などと発言し、とりあえず批判をすることで自分の優位性を誇示しようとします。

(参考:『他人を引きずりおろすのに必死な人』榎本博明,SBクリエイティブ(2016『プライドが高くて迷惑な人』片田珠美,PHP研究所(2014『怒ることで優位に立ちたがる人』加藤諦三,青春出版社(2018『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』瀧波 ユカリ、犬山 紙子,筑摩書房(2014北海道新聞|マウンティングなぜ起きる 自分の優位性を誇示 性差や立場を越え、職場でも

 マウンティングする男性の特徴

続いて、マウンティングをしてしまう男性の特徴を挙げます。 

負けず嫌い

他人に負けたくない気持ちがマウンティングに発展してしまうことがあります。「自分がやっていたらもっと大きな成果が出た」など、職場で部下や同僚などを引き合いに出してマウンティングをする人もいるようです。 

学歴や収入などの自慢話が多い

学歴や収入といったわかりやすい比較対象を出してマウンティングをするタイプの人もいます。ことあるごとに自慢をし、「だから自分はすごいのだ」とアピールをしてきます。

自虐することが多い

一見すると自虐はマウンティングと無縁のように感じますが、極度な自虐によってマウンティングをする人もいます。たとえば、「大卒だけどバカっぽいって言われるんだよね」と言う人。「そんなことないよ」と周囲から声をかけてもらうことで承認欲求を満たしたり、さりげなく学歴が高いことをアピールしたりします。

 恩着せがましい

「あのときのミス、僕が直しておいてよかったですね」などと、恩着せがましい物言いをしてくるタイプもマウンティングしやすい男性の特徴です。わざわざ相手のミスを指摘することで、フォローした自分の有能さを誇示しています。

自分自身にコンプレックスを抱えている

コンプレックスがマウンティングにつながることもあります。たとえば、容姿にコンプレックスを抱いている男性がちやほやされているイケメンを見たとき、容姿以外の面で優位に立とうとするために、「でも自分のほうが収入は上」、「自分のほうが頭がいい」などのマウンティングをしてしまうのです。

 寂しがり

相手にかまってほしい寂しがりな男性がマウンティングをすることもあります。たとえば、退職した男性が学歴をひけらかしたり過去の功績を自慢したりするケース。肩書が消えたことで孤独を感じ、誰かに認めてほしいとアピールしている可能性があります。

権力者への根回しが得意

マウンティングをする男性には、権力者への根回しが得意な人もいます。このような人は、常に損得を考えて行動し、自分の出世のために他者を下に見せることに長けているのが特徴です。たとえば、プロジェクトが成功したときにさりげなく「自分が中心になったから成功した」とアピールする人は、上司に気に入られようとマウンティングをしていると考えられます。

他人の功績に便乗する

他人の功績に便乗するタイプも、マウンティングをする男性によく見られる特徴です。新規の契約をもらってきた部下に対して「昔僕があの会社と懇意にしていたおかげだね」と、さりげなく自分の功績にすり替えるケースなどがあります。

(参考:『他人を引きずりおろすのに必死な人』榎本博明,SBクリエイティブ(2016『プライドが高くて迷惑な人』片田珠美,PHP研究所(2014『怒ることで優位に立ちたがる人』加藤諦三,青春出版社(2018『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』瀧波 ユカリ、犬山 紙子,筑摩書房(2014DIAMONDonlinne|職場で「マウンティングおじさん」が増えている理由 

マウンティングされやすい人の特徴

「気がつくといつもマウンティングされている」と悩んでいませんか。実は、マウンティングされやすい人には、いくつか特徴があると考えられています。 

自己主張が少なく、相手の意見に合わせることが多い

普段から自己主張が少ないタイプは、相手から下に見られることがあります。「なにを言っても同意してくれるから」と思われて、マウンティングされる可能性が高くなるでしょう。

気の弱い人

「どうせ言い返さないから」と、気の弱い人に対してのマウンティングはエスカレートしやすい傾向があります。マウンティングをする人は、とにかく自分を上に見せることで安心感を得ようとしています。弱弱しい相づちも、同意と受け取られてしまうかもしれません。

マウンティングで反論する人

前述した2点と矛盾するようですが、相手の意見に反論する人もマウンティングのターゲットになるときがあります。マウンティングに反論すると、相手もマウンティングで返してきます。そして、会話がだんだん白熱していき、気づけば泥沼状態に。マウンティングを断ち切りたいときは、あえて聞き流すことも大切です。

マウンティングする人の心理

そもそも人はなぜマウンティングをしてしまうのでしょうか。心理的な理由を探ってみます。

 劣等感

マウンティングをする人は自分に自信がなく、相手よりも自分のほうが劣っていると思いがちです。しかし、「劣等感がばれてしまうと相手から見下されるのでは」と考え、つい自分を上に見せようとしてしまうのです。

自分の立ち位置を確認したい

「あの人と比べて自分はすごい」、「自分は今幸せなのだ」と、自分と誰かを比較することによって現在のポジションを確認する人もいます。苦しい状況に置かれているときもマウンティングをして自分より下の立場の相手をつくり、「あの人に比べたらマシ」と、自分を安心させようとしていると考えられます。

プライドを守りたい

高いプライドを持っている人ほど、誰かから下に見られることを嫌いがちです。そのため、先制攻撃の一つとしてマウンティングをしてしまうのです。これは、自己評価を下げないための防衛手段だと考えることもできるでしょう。 

マウンティングされたときの対処法

マウンティングをされたとき、なかなか言い返せない場面もあるでしょう。そんなときの対処法をご紹介します。

相手の心境を考える

理不尽なマウンティングをされたときは、ただ怒ったり落ち込んだりすると疲れてしまいます。そこで「どうしてあんなことを言われたのだろう」と、理由を考えてみてはいかがでしょうか。しかし、理由がわかってもそれを受け入れるかは別問題。「そんな考え方もあるのか」と、あくまで理解するだけでいいのです。 

取捨選択をする

情報の取捨選択をすることも、マウンティングを回避する手段のひとつです。たとえば仕事で上から目線の発言をされたとき、それが理不尽な内容なら受け流してもかまわないでしょう。

自分なりの価値観を持つ

マウンティングをされたときは、自分の中にある価値観を思い出してみましょう。たとえば、「プライベートが第一」という人は職場でのマウンティングを重く受け止めなくてもいいのです。自分の中に軸があれば、それ以外のことを「どうでもいい」と思えるようになるでしょう。

相手から距離をとる

時には、マウンティングをしてくる相手と距離を置くことも有効です。職場の同僚など、どうしても毎日顔を合わせなければならないときは、相手の言うことを聞き流したり、共感しつつも断ったりする姿勢を見せましょう。反論すると「相手にしてもらえた」と感じて喜ぶ人もいるので、返答をする必要があるときは短めにしてください。

 (参考:『他人を引きずりおろすのに必死な人』榎本博明,SBクリエイティブ(2016)『プライドが高くて迷惑な人』片田珠美,PHP研究所(2014)『怒ることで優位に立ちたがる人』加藤諦三,青春出版社(2018)『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』瀧波 ユカリ、犬山 紙子,筑摩書房(2014)DIAMONDonlinne|職場で「マウンティングおじさん」が増えている理由  

マウンティングをやめたいときの対処法

最後に「マウンティングをやめたいのにやめられない……」という人におすすめの対処法をご紹介します。

 SNSを気にしない

SNSのキラキラした投稿に劣等感を抱く場合は、そうした投稿から離れてみましょう。不特定多数のことを気にするのではなく、まずは身の回りの人間関係から気をつかってみてください。

 他人と比べない

人間は自分の正しさや能力を証明しようとして、本能的に他人と比較をするものだと考えられています。とくに客観的な基準がないときは、他人を基準にして価値を判断することもあるようです。

 比較を完全にやめることは難しいですが、必要以上に他人を意識しないで過ごしてみてはいかがでしょうか。

 自分の価値観を大切にする

「価値観を大切にする」とは、相手に自分の考えを押し付けることではありません。自分にとってなにが楽しいのか、なにが幸せなのかを考えて行動してみましょう。たとえ周囲から「私のほうがすごい」と言われることがあっても感情に流されず、本当に大切なものを見失わないように生きてみてはいかがでしょうか。 

 

マウンティングは相手より優位に立とうとする気持ちの表れです。特効薬のようなものはありませんが、そもそも優位性を示す必要があるのか、なぜ他人と自分を比較しなければならないのか、改めて考え直してみてはいかがでしょうか。

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