飼育員さんの息づかいを感じる・海遊館生きものサロン

著者名シナプス編集部
飼育員さんの息づかいを感じる・海遊館生きものサロン

2017年3月、日本が誇る世界最大級の水族館「海遊館」が、オンラインサロン「海遊館 生きものサロン」を開設しました。

「もっともっと、生き物たちの面白さをシェアしたい」という飼育員さんの思いからオープンされた「海遊館 生きものサロン」では、生き物の面白さ・不思議さを伝えるコラムや水族館の裏側がわかる生き物たちの食事風景の動画配信など、水族館が好きな人にはたまらないコンテンツが目白押しです。

また、オンライン上で配信されるコラムや動画コンテンツはもちろんですが、ほかにも開館前の海遊館に入館できる「早起き海遊館」というイベント、休日の午後にVIPルームでゆっくりとジンベエザメを観覧できる「VIPルーム」イベントなど、実際に海遊館に赴いて楽しめるリアルなイベントも続々開催していく予定です。

いつも普通の水族館とはひと味違った楽しみ方を提供してくれる海遊館。是非、海遊館による新しい水族館の楽しみ方を体験してみてください。

今月のテーマトーク「コツメカワウソのコウメ」

「海遊館 生きものサロン」では毎月決まったテーマで担当飼育員さんがお話をしてくれます。サロンオープン記念の3月は、アニメ・けものフレンズでも話題となったコツメカワウソについて。

現在海遊館には複数のコツメカワウソがいますが、その中でも今回は“コウメ”ちゃんについて、担当飼育員のふじうそさんが当時を振り返りながらお話をしてくれます。

◆密輸入で遠い国からやってきたコウメ◆

2003年5月にカワウソ類の種別調整者(*)から「関西国際空港で保護されたカワウソがいるのだけど、海遊館で預かってもらえないか?」と連絡がありました。

そして、当館ではコツメ1頭を保護し、飼育することになったのですが、離乳して、さあ、これからという時期に心臓病で死亡。何か調子悪いのかなと思っていたら、突然血を吐いて死んでしまい、かなり落ち込みました。

コウメちゃんが海遊館にやってくる前にも、同じように保護されたコツメカワウソがいたのです。しかし保護したコツメカワウソが亡くなり、飼育員であるふじうそさんは深く落ち込んでいました。

そんな飼育員ふじうそさんの元へ再び「2頭カワウソを保護しました」との連絡が入ります。

海遊館ではそのうち1頭を預かることになり、そのカワウソが現在のコウメとなったのです。

2頭はおそらく姉妹と思われました。大小2頭のうち、小さな1頭を当館へということで、車に積み込もうとすると、互いが激しく鳴きました。遠い国から親と離され、密輸者の荷物の中という過酷な状況で一緒に日本に連れてこられた9頭のうち、生き残ったのはこの2頭だけでした。

2頭を離すことに心が痛みましたが、もう1頭も請われて行く園館が決まっていたのです。当館に着いてからもきゅいきゅい鳴くこどものそばで、「私が君を守るからね!」と決意したのが昨日のことのようです。

切なくも心温まるエピソードです。こうして飼育員さんと生きものたちの絆が育まれていくのですね。

このコツメカワウソ・コウメちゃんのお話の続きはサロン内で写真付きで紹介されています。

「わたしとコウメが仲良しな理由。14年前のこと。」

「コウメ、晴れて海遊館カワウソの一員に。次はパートナー探し。」

「コウメ1歳。体調を崩す。焦る。」

サロン内ではこのようなタイトルでコウメちゃんの成長を追っていくことができます。

また、オンラインサロンでは来月からジンベエザメやラッコなどのお話を配信していく予定です。お楽しみに!

生きもの好きにはたまらないコンテンツの数々

「海遊館 生きものサロン」では今月のテーマトークの他にも、水族館好きなら誰もが楽しめるコンテンツがたくさんあります。

先日からはいよいよ「館長のアタマの中」シリーズが公開されました。館長から直々に水族館に対する思いや将来ビジョンについてお話を聞くことが出来るコンテンツです。もちろんコメントから質問だってできちゃいます。直接海遊館の館長の思いや思考に触れられる機会はとっても貴重ですし、より海遊館を身近に感じられること間違いなしです。

その他にも不定期で飼育員さんのお仕事についてお話を聞くことができます。最近では、出張でとある研究センターを訪れたという飼育員さんが写真を交えてお仕事の裏側を紹介してくれました。

ファン同士で語る水族館の魅力

「海遊館 生きものサロン」では、飼育員さんからのお話のほかにも、サロンメンバー同士で生きものトークが繰り広げられています。

特にサロン内に設置されている「みんなの今日の生きもの&水族館」スレッドや「みんなの雑談」スレッドには毎日何かしらの投稿がなされ、様々な雑談が繰り広げられています。

「海遊館のゴマフアザラシの見分け方が知りたいです!」

「夜の海遊館を上手に撮るコツってありますか?」

「須磨水族園で生まれたばかりのゴマフアザラシを見てきました」

それぞれの投稿に飼育員さんがコメントをくれることもあり、例えば「海遊館のゴマフアザラシの見分け方が知りたいです!」という投稿には海遊館アザラシ担当の飼育員さんから見分け方についての返信がもらえたり、「須磨水族園で生まれたばかりのゴマフアザラシを見てきました」という投稿には、海遊館かいじゅうチーム飼育員さんから海遊館にいるアザラシの赤ちゃん時代のお宝写真が投稿されたりもしました。

海遊館飼育員さんたちの熱い想い

海遊館の飼育員さんたちは「生き物への好奇心や興味関心を【気軽に・継続して】深めてもらいたい」「飼育員と生きもの好きな人たちが直接つながることで、水族館の新しい楽しみ方を提供したい」という熱い想いを持って日々オンラインサロンを運営しています。

海遊館は今までも様々なイベントを通してお客様がより生き物を身近に感じることのできる機会をつくってきました。この「海遊館 生きものサロン」ではそういった飼育員さんたちの息づかいを感じることができ、まるで水族館や動物園にいるかのようなわくわくした気持ちになることができます。

マニアックなお話も登場しますが、飼育員さんたちは誰にでも分かる内容でお話ししてくれます。今後も、続々と生き物にまつわるお話をお届けしていく予定なので、「海遊館に行ったことはないけど、水族館or生きものが好き!」という方も大歓迎です。

是非一度「海遊館 生きものサロン」を覗いてみてください!

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海遊館の飼育員 - 海遊館 生きものサロン - DMM オンラインサロン飼育員とのコミュニケーションや、貸切海遊館をお楽しみいただくことで、生き物への興味関心を気軽に・継続して深めていくことができるコミュニティです。このサロンでは、新しい水族館の楽しみ方を提供していきます。
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