/θ/と//の発音の仕方

“th”の音は「/θ/や//」と記されますが、
/θ/は無声音の記号で、//は有声音の記号です。

この音は語頭の“th”(think, this など単語の先頭に来る”th”)と
語尾の“th”(with, batheなど単語の最後に来る”th”)で発音の仕方が異なります。

■語頭の“th”
「上の歯と下の歯の間に、舌先を、詰め物をするように軽く当ててやり、
舌先に少し力を入れ、上の歯の先端をちょっと押すようにして、
いったん《溜め》をこしらえて、後ろに蹴り込む」ようにして発音します。

■語尾の“th”
ただ「息を外に出すだけ」でいいのです。
「ちょっと詰まったような音」になります。

舌先が歯よりも外に出るのは、舌先で上の歯先を押したとき、
わずかに、１ミリも出ればよい方です。
鏡を見て、自分の舌先が、上下の歯の間に詰め込められ、
ほんのちょっと外から見えるくらいでいいのです。