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【イベント模様】小池一夫の漫画寺合宿×シナリオランド

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【イベント模様】小池一夫の漫画寺合宿×シナリオランド

「シナリオランド」ではオンライン上の交流に加え、毎回、アニメや特撮作品等の最前線で活躍しているゲストをお呼びし、ワークショップやトークショーなどを開催しております。


◆開催日:2018/2/17
◆イベントタイトル:小池一夫の漫画寺合宿×シナリオランド ~キャラクター進化論!漫画原作の書き方~

⇒本イベントは、シナリオランドにご入会後、無料で動画の講演録が視聴可能です(https://lounge.dmm.com/content/1172/)

今回は漫画界の巨匠、漫画原作者・小池一夫先生のDMMオンラインサロン「小池一夫の漫画寺合宿」とのコラボレーションとして、小池先生による漫画原作にスポットを当てたトークショーを開催いたしました。
小池先生は2019年4月にお亡くなりになられましたが、その前年に開催した本イベントは大勢の参加者に加え、梶研吾さんや山口貴由さん、苺野しずくさん等々、先生のお弟子さんや孫弟子さんもいらっしゃいました。

現在、アニメを始めとして、ヒットするコンテンツの原作の多くが、漫画です。 
漫画こそが、日本のコンテンツ業界を牽引していると言えるでしょう。
小池一夫先生は、漫画原作者としてご自身の作品のみならず、新しい才能を次から次へと世に送り出し、後世に与えた影響は計り知れません。

さて、小池先生は漫画原作者の第一人者としても知られますが、昔、酔っ払った梶原一騎先生から、 
「漫画原作者の第一号は俺だろう!」
……と怒りの電話があったそうです。

というところで、質問です。 
「漫画原作者の第一号は俺だろう!」
と言われてしまったら、どう答えるのがベストでしょうか?

「すみません」 
「申し訳ありません」
といった言葉は、「受け言葉」になり、漫画原作でもシナリオでも、その後の会話が続かなくなってしまいます。
NGです。

小池先生は、そのとき以下のようにお答えされました。

「あれ? 私は確かに漫画の原作者ですが、一騎さんは作家じゃなかったでしょうか?」

そうしたら梶原先生は、 
「あ、そうだ! 俺は作家だよ、作家。漫画の原作者はお前が第一号だ」
と答えられたとのこと。

漫画原作者やシナリオライターよりも、作家の方がステイタスが上であるといった日本の風潮、並びに梶原先生の「作家コンプレックス」を絶妙にくすぐる小池先生の返答は見事でした。

イベントは「漫画原作とは」「漫画原作と映像シナリオの違い」についてお話しは中心に進んでいきます。

また、参加者からの質問で、

「漫画の持ち込みをしていて、自分の作家性(クリエイティブ)がなかなか出しにくい。編集者からいつも商業性の面を指摘される」

……というものがありました。 
ジャンルを問わず、どんなクリエイターも一度は悩む点でしょう。

小池先生の答えは明確でした。

「編集者が正しい」

作家性を全面に出して、商業としても成功することもありますが、一発屋ならまだしも、長く続けるにはクリエイティブだけでなく、商業性も鑑みなくてはなりません。 
漫画でもアニメでもゲームでも、あらゆるコンテンツは「ヒット」を狙って「売上」を立てる必要があります。
売上は利益になり、クリエイターに還元されます。

プロ漫画原作者である、小池先生の冷徹なまでのプロ意識を垣間見た気がしました。

※イベント動画はこちらから!
https://lounge.dmm.com/content/1172/