3月31日は何の日?
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近代スピリチュアリズムが誕生した日。
スピリチュアリズムを学ばれている方々にはご存知のお話となりますが
1848年3月 アメリカ ニューヨーク州にある小さな村。ハイズヴィル村に住むフォックス家で起こったポルターガイスト現象。
フォックス夫妻と2人の娘 ケイトとマーガレット 長女のリーは既に嫁いでいたらしい。
この3人に姉妹がスピリチュアリズムの歴史に需要な役割を担うことになります。
1847年の11月に引っ越してから半年ほど経過した頃から この家の天井や壁からラップ音が聞こえ始める。
2階を歩く靴音、地下に何かを引きずりながら階段を降りる音、ドアの開閉音などに家族は悩まされ
睡眠不足に陥ることになる。そして3月31日、この日に家に響く音が鳴り止むことなくひつこく無視することもできず、そして眠ることさえもできなかった。一番下の娘のケイトが ふざけて音の発信者に向かって問いかけた「私の通りにしてごらん」と言って 手をパンパンと打ったら
音の発信元からは それに応えて同じ数だけのラップ音がなった。
マーガレットも面白がり手拍子を取りながら数を数えると 相手からは同じような調子で音がなる。
ドン引きしながらも 家族は当然「誰なのか?」を問うために音の発信者とのコンタクトが始まった。「人間なのかそれとも霊なのか?」スピリットからの通信内容によると 自分はどこの誰でありお家を廻って営業販売人であり 以前の住人によりこの家に行商に来たときに殺害され壁に埋められた。と霊界通信が行われた。完全にこの時の通信内容と科学的な検証なども含めて一致をしたのはなんと56年後であったらしい。
当然このセンセーショナルな現象を見ようとやってくるのは近所の方々だけにとどまるのではなく ニューヨーク州、そしてアメリカ全土、イギリス、ヨーロッパへと広がる。これをきっかけに 死に対しての考え方が 新しいスピリチュアリズムに突入する社会現象になっていくのである。
もちろんスピリチュアリズムが 生んだ新たな職業としてミディアムもこの頃に出てくるのである。あちこちで霊媒が存在し発見され
科学的な証明や研究が生まれ 交霊会も頻繁に行われ 現在に繋がっているのである。
よって3月31日を近代スピリチュアリズムの誕生日としている。
日本でも心霊研究は行われてきた。当然アメリカやヨーロッパ諸国からするとかなり世界中が沸いていた1860年頃は日本国の情勢自体が、不安定な時である。よって我が国に意識を持っているわけであり心霊研究などはかなり遅れてから研究に着手された。
20世紀初頭にようやく歴史の脚光を浴びた。と言われる。なんとも遅い、、、。
上記の紹介する書籍はこれまでのアメリカやイギリス、ヨーロッパで起った近代スピリチュアリズムの歴史だけを綴られているのではなく
日本国でどのように移り変わりがあったのか そして日本でも物理霊媒師をイギリスから招致しデモンストレーションが
行われた時の詳細なども記載されている。
著者は92歳になる。彼の10年前の書籍では 「自分が92歳になるとあの世に移行する 天命である。」と綴っていた。その92歳の時に改めて再版されたのがこの書籍である。実際にイギリスやヨーロッパに足を運び降霊会にも参加し長年心霊研究としてまた小説家として活躍されたので 実に詳細な情報をこの書籍から得ることができます。興味深いのは「日本スピリチュアリズムの問題点」や「日本人霊能者たちに求められること」と題して語られている内容です。スピリチュアリストとして活躍されている方々には興味がある一冊となると思います。

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