【ヌック管水腫切除までの記録③】入院2日目 手術日

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【ヌック管水腫切除までの記録③】入院2日目 手術日

【ヌック管水腫切除までの記録③】入院2日目 手術日



朝6時、部屋の明かりが付いて起床した。

それ以降は手術が終わるまで経口で水分を取れないので
歯を磨いて顔を洗い、体温を測った後からは点滴で水分補給を始めた。

勿論、食事も出来ない。

お昼過ぎ、T時帯と手術着に着替える。


手術は15時頃になると言われていたので
それまではひたすら動画を見て待機をしていた。


時間が近づくたびに少しずつ緊張してきた。

14時半頃、名前を呼ばれ看護師さんと共に
点滴をカラカラと押しながら手術室の方へ自分で歩いて行く。


今回は手術を担当してくださる先生と、体調チェックなどの軽い話をする。

14時45分頃、目周り以外は全身緑や青の衣服を着た、
今回の手術に関わる人たちと手術室に入る。


明らかに先ほどまでの病棟とは違う
頑丈な扉で閉ざされた空間に、不安が押し寄せてきた。

いざ手術台に横になり、看護師さんに管などを
テープで貼られているとどっと涙が溢れてきた。


"緊張するよね、大丈夫だよ"
"なにか好きな音楽かける?"
"今はクラシックがかかってるよ!"


思わず泣き始めてしまった私に
ティッシュで涙をおさえてくれたり
優しい言葉をかけてくれたおかげでしばらくすると落ち着いた。

クラシック音楽のボリュームが上がっていく。

私の気を紛らわそうと音量を上げてくれたのだろうが、
Netflixに浸かりきっていた私には
イカゲームの起床時の音楽にしか聞こえず、
逆にデスゲームが始まる前の緊張感が走ってしまった。


そして、段々と意識が遠のいていった。



17時40分頃
術後はすぐに意識がはっきりし、
病室のベットまでカラカラと運ばれながら麻酔科の先生と会話をしていた。


「えー、もう終わったの!早い!」
「お腹空いた〜」


自分でも驚くくらい口が動き、
けたけたと笑いながら先生と話していた。
麻酔に酔っていたのだろうか。

「そんな喋れるなら明日の朝ごはん食べていいよ」
「やったー!」

そんな言葉を交わしながら自室のベットに降ろされた。


創部の痛みはあれど酷く痛むわけではなく、
横になった状態から自分の手を使って体を起こすことも可能だった。


血中酸素を測る機械が左手中指に、栄養補給の為の点滴が腕に、
心電図が胸に、血流を促す為のふくらはぎのマッサージ機、
尿管、などが体に巻き付いていた。


術後3時間後、ようやく水分補給が可能になったので
看護師さんが持ってきてくれた水で乾いた喉を潤した。

食事は翌日の朝食から可能なので、
事前にダウンロードしていた海外ドラマを一気見して過ごした。

(ドイツ版花男とも呼ばれている"マクストンホール"に面白くてハマっていた)

痛みやアドレナリンのせいかは寝付ける気がしなかったので
睡眠導入剤を点滴に混ぜてもらい夜は眠ることができた。

薬の効果が切れた深夜3時くらいに目が覚めた。

寝返りなどで点滴の管が曲がり、
異常を感じた機械がピーピーとエラー音を鳴らすので、
眠い中毎回ナースコールを押し
看護師さんに来て直してもらうのが少し億劫だった。


ある時、談話室にいたお姉さんは自身の点滴が
ピーピー鳴ると自分でボタンを押してエラーを解除していた。

長い入院期間であれば慣れることも多くあるんだろうと思った。


なるべく少しでも楽な姿勢で眠れるように、
寝返りを打ちながらも管を曲げないように、
気を遣いながらまた眠りについた。


続く。



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