先日、河合塾で行ったイベント授業について、どのような内容を扱ったのか軽くご紹介をします。

講座のコンセプトは「普段見落としがちなっている『基礎』をしっかり固めよう！」というものです。

意外にも生徒はたくさん来てくれていました。

私は、世の中には「覚えなくて良い公式が多過ぎる」と思っています。

むしろ、公式を覚えているせいで間違えてしまう生徒すらいると思っています

（円順列の公式がまさにそうです）。

ということで、教材とそれに載っている問題について簡単に解説をします。何かの参考になれば幸いです。

なお、都合上河合塾で実際に使用した教材とは変えています。

問題は最下部にあります。サロンメンバーは無料で見れます。

大問１

もはや先生たちにとっては有名でしょうが、x=1を代入して答えを出した子は一人もいませんでした。

ここでは「方程式ってそもそも何だっけ？」ということから話をしています。

大問２

「余弦定理を理解していれば、余弦定理なんか使うまでもないんだよ」

という、「大剣豪は剣を抜くまでもない」的なことを言いました。

定理・公式の証明はしっかりやろうということを伝えた問題です。

あと、図を正確に書こうということも伝えました。

大問３

sin,cos,tanの定義から確認しました。定義に則って考えれば、別に難しくないし、こんなもの公式でも何でもない。覚えているのは馬鹿らしい的なことを言いました。

大問４

定義から考え、図形と方程式の単元と連動させて解説しました。

わざわざ合成する必要ないよね、と。

大問５

円順列です。まぁ間違えます。びっくりするくらい間違えます。

(n-1)!の撲滅運動を行いました。

大問６

APTゲームで反復試行の確率の説明。APTゲームである必要性は全くないのですが、「反復試行の確率の公式」なんて覚えることがいかにアホらしいか話をしました。