2025年共通テスト数学 総括

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2025年共通テスト数学 総括

解説収録後の対談についてはこちらからご覧いただけます。

後半は受験生、新高3生に対するメッセージです。

問題と解答はこちらから

まず、大問構成は試作問題通りでした。これは一安心。

【数学Ⅰ・A】 70分

第1問 数と式/図形と計量

第2問 2次関数/データの分析

第3問 図形の性質

第4問 場合の数と確率


【数学Ⅱ・B・C】70分

第1問 三角関数

第2問 指数・対数関数

第3問 微分法・積分法

-以下3題を選択して解答-

第4問 数列

第5問 確率分布と統計的な推測

第6問 ベクトル

第7問 平面上の曲線と複素数平面


全体的な感想

まず、ⅠA、ⅡBCともに良い問題だな!と思いました。私の言う良い問題は「正しく勉強してきた受験生がちゃんと点数が取れる試験」という意味です。


私の担当した生徒で数学が苦手な子がいましたが、1年しっかりと「原理・原則が大事!」「なぜ、そうなるかを考えよう」という指導を続けていました。

最終的には87%という得点だったので、この指導は間違っていなかったと思っています。


逆に「この問題はこうすれば解ける」のような、思考を伴わないパターン暗記で乗り切っていた受験生は高得点が難しかったように思います。

センター試験のようなテクニックを使う系の問題も一才無かったので、センター試験時代から頭が切り替わっていない指導者は注意が必要です。


手前味噌ではありますが、拙著『きめる!共通テスト数学』は、「しっかり数学力を伸ばしながら、共通テストの形式に対応していく」というコンセプトで作ったものなので、共通テスト対策本としては非常に良いものだと改めて思いました。


試験としては良い問題だと思いましたが、1つ疑問に残る設問だったのは数学B・Cです。

文科省の学習指導要領には

"「数学 B」及び「数学 C」は,「数学Ⅰ」の履修の後の履修が原則である。「数学 B」と「数学C」の間に履修の順序は規定しておらず,生徒の特性や進路,学校の実態などに応じて,例えば,「数学 B」と「数学 C」を並行して履修することや「数学 B」を履修せずに「数学 C」を履修することなども可能である。"

とあります。

今回の共通テストのB、Cにはそれぞれ数学Ⅱの履修を前提とした問題(指数関数のグラフ、弧度法の利用)がありましたが、本来であれば数学Ⅰを履修した状態を想定すべきだと思うので、その辺りはどうなんだ?と思いました。


とはいえ、数学B、Cを履修する子は数学Ⅱを学習していることがほとんどなので、そこまで目くじらを立てなくても良いと思うのですが、そうであれば今のメチャクチャな学習指導要領をさっさと改定して欲しいとも思います。

なお、1月21日時点での平均等が公表されております。


https://www.keinet.ne.jp/center/average/25_index.html

旧課程の方が平均点が高くなっていますが、浪人生の割合が多いので妥当でしょう。得点調整はないと思われます。

さて、それでは大問別の分析をしていきましょう。

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