(特別講義)「西洋の護符と呪(まじな)い」

テキスト

(特別講義)「西洋の護符と呪(まじな)い」
西洋の護符と呪(まじな)い               尾形希和子先生(沖縄県立芸術大学客員教授) 
 
(概要)西洋、なかでも主にイタリアの生活の中で使われている護符や呪(まじな)いについて紹介する。これらの中には、人間の「象徴」作用に基づく一見非科学的なものもあるが、鉱物や植物などの薬効に基づく科学的な根拠に基づくものもある。「象徴」には地域を越えて共通するものも多くあるが、とりわけいわゆる大航海時代後、そして現代のグローバル社会の中で、呪物の材料になるものや呪術的身振りなどが世界中に広く伝わるようになった例をみていく。

① Cornicello(小さな角)の魔除け
  角の力
  コルヌコピア(豊穣の角)との類似
   
② 珊瑚
  珊瑚の誕生の物語(ペルセウスによるメデューサの断首)
  血の色との類似
  石に宿る魔術的力

③ 植物の力
  赤唐辛子
    スカボロー・フェアに登場するハーブ
  アックワ・ミラビリス(奇跡の水)→オーデコロン
  四人の盗賊の酢
  ペストの医師

④ 邪視避け(1) コルナ(角)のポーズ
  メロイック・サイン

⑤ 邪視避け(2)「目」
  ナザール・ボンジュウ
  性的な魔除け

⑥疫病から守ってくれる聖人たち
 コロナ禍からの救済は誰に求められたか


オンラインサロン情報

30日間無料

澁谷司の不思議大好き

澁谷司の不思議大好き

3,300円/1ヶ月ごと
サロンページを見る

サロン紹介

森羅万象のすべてが解明されているとは限りません。そこで、本サロンでは、その不思議な事象を一部紹介します。
運営ツール
DMMオンラインサロン専用コミュニティ

あなたにおすすめの他サロン

おすすめサロンをすべて見る
ページトップに戻る