高野山リトリート

テキスト

高野山リトリート

3年ぶりの高野山リトリート開催

高野山リトリートは、癒しの体験活動を組み合わせて、観光目線より少し深い部分の高野山を体感していただこうとする試みで、じつは前職の高野ブランド創出事業担当の時代から研究してきたものです。
この事業は、高野山に残る伝統文化や弘法大師が伝えたとされる文化を広く知っていただくというものです。この間に、本の出版やイベントの企画などに携わり、高野山の事業者さんと縁ができています。
面白いのは、このときご一緒にお仕事をした事業者さんは、私が僧侶になりお寺をもつようになると、必要不可欠なものを調達する際に、購入することでつながりが再構築されたということです。高野山で購入する、ふだんの線香や護摩支具はその代表的なものですし、現在、使っている護摩壇も高野山製で、高野の建具職人さんが最後期のしごと作としてってくださったものです。
さて、リトリートに戻りましょう。
高野ブランド事業を任期満了した後、令和元年8月に2泊3日で第一回を開催してから、その冬にはコロナ禍が始まり、第2回を開催するチャンスをつかめないままでいました。
それから3年あまり。令和5年3月5~6日で高野山リトリートを再開することができました!

リトリート・メニューは10種類

今回は、旧知の信者さまがご友人をお連れされての開催ということで、お互い初めてお会いする方はいらっしゃったのですが、山麓から一台の車に乗り合わせて来られて、わたしがお山でお迎えするときには、みなさん仲良くなっておられました!
リトリートのメニューはざっと10種類くらいあります。その中から、人数や目的に合わせてご相談しながらプランニングさせていただきます。今回は、都会で暮らしている方々に自然の中でお過ごしいただくことでリラクゼーションを提供したいという思いがありました。
山を30分くらい登っていく嶽の弁天さんへの参拝を軸に、さまざまなアクティビティを考えていきました。
宿坊でのおいしい高野山料理は、師匠や伝授阿闍梨様のお寺で味わっていただくことができます。それに加えて、素朴なお坊さんの食事を味わっていただくこともしたいなと思い、わたしが普段お寺でつくる「精進なべ」を二日目のお昼につくってみました。おしょうゆと薄いお味のだしと「おふ」そして「おもち」が決め手になるミョウセン流精進なべです。
腹七分目くらいをめざしました。

看板講座「香の護符おまもり」

中には絶滅危惧も案じられる、各種香木を使った護符おまもりは当会オリジナルです。つくる際に、呪術的な気が満ちてくることもあるほど、祈祷僧にとって内容物は、とても大切なアイテムになります。
僧侶がご指導して調合することがとても大切なのですが、いまはどなたでも調合することができるため、ここにこだわる場合は、香木の効力を重視する際のことになるでしょう。
おまもりやお札は、どんなものでも僧侶が拝んではじめて効力をもつものですから、香木おまもりに限ったことではありません。しかし、基本的に香木は護摩祈祷に使う支具なので、専門家が扱うべき神聖なものには違いありません。このおまもりづくりは、リトリートの際、必ず組み入れるようにしています。(人数によっては例外もあります)おまもりが各自できたら、浄化の香りの中で密教瞑想をご指導します。
今回も、一日目の夜に、みなさんで行うことができました。

横笛の高野山リトリートへのお誘い

4人以上そろえばリトリートを開催することができます。ご予算は宿泊代含め、一泊二日で通常約三万円ほどとなっております。涼しい夏が人気ですが、厳冬期を除いて、いつでもお申込み可能です。
わたしがリトリートで何をお伝えしたいかは、弘法大師の思想はもちろんなのですが、私は尼僧でとくに親しみやすさが特徴のようですから、お寺よりさらに敷居を低くしてご相談やコミュニケーションができるようにと思っています。
そして、密教文化を楽しく学んでいただくことで、高野山や真言宗、密教にも関心を持っていただけたらと思い、易しく愉しくお伝えすることを心がけています。
どうぞ、思い立ったら吉日として、横笛の高野山リトリートにご参加ください。


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紀州高野山横笛の会

紀州高野山横笛の会

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サロン紹介

高野山真言宗僧侶の祈祷師・佐藤妙泉が誰にもいえないお悩みをお聞きします。また香の護符おまもりづくりや曼荼羅ワークなど宗教文化講座を体験いただきながら、ご法話や必要な方にはご祈祷を行います。
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