お知らせ クーポン ヘルプ

小説のプロローグの書き方。冒頭の重要なポイントとは?

テキスト

小説のプロローグの書き方。冒頭の重要なポイントとは?

この記事の作者はプロのラノベ作家です。


プロローグに限った話ではないのですが、小説における超重要事項として「読者が読むのをあきらめてしまうのは大体序盤なので、序盤での脱落を何とか防ごう」という考え方があります。


加えて、衝撃的で「え!?」と思えるような展開があった場合、読者はその先5~6ページくらいは必ず読んでくれます。なので、


「本質的に物語が盛り上がるのは10Pからなんだけど、10pまでに読者が脱落してしまうかもしれない。なら、本編の流れに関係なくとりあえず衝撃的なシーンを最初に出して5~6Pは読ませて、何とか10Pくらいまで短期的に読者をつなぎ止めてやる」


という考えとなり、その果てにできた手法が「プロローグ」です。

ミステリー創作術等でたまに言われる「最初のページには死体を転がせ」という手法は、死体を出しておけばどの読者でも「え!?」となるためです。序盤での脱落をほぼ防ぎ、メインキャラクターが出そろって本編が始まるまでの10Pくらいまで読者をつなぎ止められるというテクニックになります。


裏を返せば、10Pくらいまで来ても面白くならないのであれば、プロローグは意味を成さないということになります。

プロローグはあくまで超短期的な脱落防止策であり、その効果が切れるまでに別の面白さにバトンタッチできないのであれば、どちらにせよ読者の脱落が発生するからです。


その考えで行けば、プロローグはとにかく読者目線で「衝撃的である」か、「共感性が高い」等、先が気になるようなものであれば基本何でもokということにはなります。


あまりテンプレート的でないプロローグであったとしても、この効果を実現できる。その作品だからこそできるようなプロローグであれば、それでOKという事になります。
 
ただもし、その中でもプロローグとして強いものをあげてと言われると、(Web小説であれば)やはり大体、転生。それ以外のジャンルでは、ちょっとしたエロ、暴力的なシーンが効果的です。

2023年11月26日に作成した記事


エンタメノベルラボに入会するとより高度な情報が閲覧できます。

ぜひ入会してください!


フォロー特典

オンラインサロン情報

エンタメノベルラボ

エンタメノベルラボ

3,000円/1ヶ月ごと
サロンページを見る

サロン紹介

webからの書籍化&新人賞受賞者、続々出現!小説で食べていくことを目指すサロン。プロの講座、ガチ批評会、人気作の分析会など、初心者でも安心して上達できる環境を整えています。小説投稿サイトで月1~3万円稼ぐメンバー多数
運営ツール
DMMオンラインサロン専用コミュニティ

あなたにおすすめの他サロン

おすすめサロンをすべて見る
ページトップに戻る