人間という修行体

人間の身体をもって生まれるとは、修行のしやすい状態をもって

この世に出現してくることといわれます。

わたしがよく行う「五輪塔の瞑想」のなかでは

おのおのの身体を五輪塔に見たてて行うものです。

身体だけでなく身体の各部に仏さまがおわすことを観想して

行います。

人間は、「身体」というカルマを生みやすい乗り物に

魂を載せているから、

生きていく間に、自然体とは歪んだ価値観や習慣を身に着けてしまう

ことは誰にも免れません。

だから「一日の塵汚れはその日のうちに落としましょうね」と

おすすめしますが、とり切れないときもありますね。

また、長年のよくない習慣や

法に則さない過去の悪い行為、あるいは悪霊が憑いたりといったことで

病気という現象が生まれることがあります。

それらは祈祷によって修正していきながら治癒に向かうこともあります。

修行をしてなにがよいのかというと

それは「えもいわれぬ快い状態」に心身が

入ることができること。これは瞑想修行などにより可能になります。

人によってかかる時間が異なります。