山の歩き方について、編集部が実際に登山する中で感じたおすすめの登り方をご紹介します。ベテランではない編集部員の、リアルな登山記です。

ネットの情報

そもそもの話なのですが、ネットにあがっている山の情報は、ある程度”山のあれこれ”について知っている方や運動神経の良い方が多い印象です。初めて登山や初心者の方のほとんどは、ネットで調べた情報を信じて登りますよね。ネットは登山玄人から全く登山したことがない人まで投稿できるので、その記事がどのくらいのレベルの人が書いているのかが分かりません。

そこで当サロンでは、実際に月1回くらい登山している、編集部３０代男女たちの実体験をもとにした、リアルな登山記をシリーズ化してご紹介します。

１、とにかくゆっくり登る

これは基本中の基本ですが、いざ登山口につくとワクワクが上回ってしまい、つい忘れてしまうんです。最初は元気なのでペースを上げて登ってしまいがちです。「はやく絶景に出会いたい」「後ろが詰まっている気がする」「サクッと登ってテント場を確保しなければ…」など、つい急いでしまう理由はさまざまあると思います。しかしペースを上げて飛ばして登ると、呼吸が乱れ、疲れるのも早いので休憩の回数も多くなり、気持ち的にも焦り出し、歩くリズムがつかめなくなります。

私も登山初心者の頃は早く登って山頂に立ちたい！と思っていました。登り出しはグングン登って追い越した人たちが、いつの間にか自分より先に山頂にいた、なんて事も少なくありませんでした。

登山は、登りだし２０分が肝心です。これは本当のほんとうです。

自分が思っている以上にゆっくり登りましょう。心拍数をいかに上げないように息を切らさないペースで歩くかが重要です。街で歩いている時の半分から３分の１くらいのペースがおすすめです。

呼吸が乱れた時はペースダウンしましょう。ゼーゼーしていたり、心臓の鼓動が高鳴ってきた場合は、一度立ち止まって呼吸のリズムを整えてください。

２、呼吸の仕方

これは「登山　歩き方」と検索してもなかなか出てこないコツで…

呼吸についてと、そのほか歩き方のポイントは会員限定公開