割安成長株投資の基本戦略

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割安成長株投資の基本戦略

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このコンテンツでは、中長期の割安成長株投資の基本的な戦略について解説します。

個別株の投資手法は人によって様々で、本コンテンツの内容はあくまで私が実践している手法であることはご留意ください。


さて、割安成長株投資。

これは、売上・利益が成長基調である株を、割安な水準で買うというものです。GARP (Growth at Responsible Price)と呼ばれたりもします。


個別株投資では、「割安であること」はとても大事です。


一見割高に見えるグロース株投資であっても、将来への成長を見越して割安だと思うから投資しますよね。PERを重視する手法でも、PBRを重視する手法でも、ROICやキャッシュフローを重視する手法でも、本来この株価であるべき!という株価よりも現在株価が安いと思って買っているはずです。


単なる割安株よりは、成長しつつ割安な株。このようなよい株を探すことができれば長期で持てます。


ここでは、株価=EPS×PERという観点で議論します。

株価=EPS×PERに分解する手法は理解しやすく、個人投資家に広く知られている手法です。


最近はROIC >WACCを重視したり、フリーキャッシュフローの予測を元にDCF法で理論株価を求める手法を使う方が増えていますが、株価=EPS×PERで考える手法でも十分に通用しますし、むしろPERを重視する方が利益を出す再現性が高いと考えています。


ROEやROA、ROIC・WACC、フリーキャッシュフロー予測によるDCF法については他のコンテンツで解説しますね。


このコンテンツを読む前に、以下のコンテンツをお読みください。

この5つのコンテンツを読んでいる前提で書きます。


・【個別株投資】割安成長株・グロース・バリュー・シクリカル・高配当株

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/37194/


・【個別株投資】PERを考える

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/37365/


・会社四季報(紙版)の活用法

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/38046/


・会社四季報オンラインの活用法

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/38144/


・景気(金利)サイクルを理解しよう

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/38614/



他のコンテンツと重複しますが、株価=EPS×PERの考え方について復習しましょう。



株価=EPS×PERに分解して考える

株価は、1株当たり純利益(EPS)と株価収益率(PER)の掛け算で表すことができます。


株価=EPS × PER


1株当たりでなく会社全体で考えると、

時価総額=純利益 × PER

という式になります。


割安成長株投資を実践するに当たり、EPSとPERの変化を捉えることが大事です。


株価=EPS × PERなので、株価が上がることは、

① EPSが上がる

② PERが上がる

の2つに分けられます。



EPSが上がる

会社の純利益(1株当たりだとEPS)は、全て株主のものです。会社は利益の一部を配当で株主に還元する他、設備投資などを行い会社の成長に使います。

「会社の純利益が増えれば株価が高くなる」というのは、直感的にも理解しやすいですね。



PERが上がる

PERとは何かということについて、割安成長株の中長期投資に必要な考え方を記載します。


株価 = EPS × PER を変形すると、

PER = 株価 ÷ EPS

となります。PERは「今の株価はEPSの何倍なのか」を表す値ですが、「投資した元を取るのに何年掛かるか」という数字と考えることもでき、PERの逆数(1/PER)は「株式益利回り」を表します。


PER 10倍→利回り10%、PER 20倍→利回り5%と考えると分かりやすいですね。

東証プライム銘柄は概ねPER 15倍が適正とされ、株式益利回りは6.67%です。


今の株高になる前は「日本株は上がらない」というイメージが多かったですが、理論的には株価変動リスクを取っている分、これくらいのリターンが期待できます。


割安成長株投資の観点からは、

PER = 期待・評価」と考えます。


株主・投資家から期待されていない銘柄のPERは低く、期待されている銘柄のPERは高くなります。

低PER=割安と考えて低PER銘柄を買ってもなかなか株価が上がらない理由は、ここにあります。投資家から期待されていない銘柄は、低PERのまま放置される、バリュートラップにはまってしまうのです。


低PERというだけでは株価上がりません。株価が上がるにはカタリスト(きっかけ)が必要です。



EPS成長×PER上昇を掛け算で取る

私が実践する割安成長株の中長期投資では、


株価=EPS × PERにおける

① EPSの上昇

② PERの上昇

の2つを掛け算で取ることを狙います。


株を保有している間に業績が拡大して会社の利益(純利益)が2倍になれば株価は2倍に、更に投資家からの期待・評価が高くなりPERが3倍になれば株価は2×3で6倍になります。


PERの考え方の詳細は、

【個別株投資】PERを考える

https://lounge.dmm.com/detail/8268/content/37365/

のコンテンツをご参照ください。



割安成長株投資の考え方

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