【note有料記事】野球中継に文句を言う人

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【note有料記事】野球中継に文句を言う人
野球中継の傍らには、
昔から変わらない“おなじみの光景”がある。

テレビの前で誰かが、自然な調子でプレーにひと言添えている。
「もっと丁寧にプレーすればいいのに」「どうしてこんな事が出来ない」。

これが昔からどうも苦手なのだ。
正確には苦手というよりも、“どういう気持ちなんだろう”と興味が湧いているのかもしれない。

どうやら人間というのは、目の前の動きが“自分でもできそう”に見えると、つい意見が湧いてしまうものらしい。

ちなみに私は中学の三年間だけだが野球はやっていた。特別上手かったわけではないが、もちろんグラウンドに立った経験はある。
だからこそ、プロのプレーを見て「ああすれば…!」とは一切思わない。
むしろ、「よくこんな早い判断ができるなあ」「あんな姿勢でも打てるのか」と、驚く側に回る。

一度でも“やる側”に立ったことのある人間は、あの世界の複雑さを頭でも身体でも理解している。だからよっぽどの事は置いておいて、素人に易々と批判されて致し方ないほど酷いプレーは、テレビの中でまず見受けられない。それなのに、いつの時代も、あの言われようである。

落語や演芸でも、
似たような場面はしばしば起きる。
声を出す、目線を動かす、間を取る──動作が日常に近いので、「自分でもできそう」という錯覚がこれも生まれやすいのだろうか。
入り口が広く見える文化ほど、意見も言いやすくなるのかもしれない。

ただ、この対照は面白い。
パソコンなど精密機械を組む技術者には、

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