「ミュージカルファンの方をオペラの世界にご案内　その２」

先日拝見した舞台《バクダッド・カフェ》の感想を語りながら、オペラと比べる形でこの作品の良さをお知らせしています。15分ほどの短い動画です。まずはご覧ください！

オペラとミュージカルの見せ方、作り方の違いもシンプルにご説明しながら、皆さまのご興味がいろいろな方向にむかわれるよう、詳しくお話をしております。たとえば、ミュージカルでアンサンブルと呼ばれる出演者の皆さんは、オペラの場合には、合唱団という呼ばれ方＆位置づけをすることになるのですが、ミュージカルのアンサンブル勢の方々は本当に個性豊かで、いろんな事が出来て、歌えて踊れて演技して、早変わりもして何役も演じてという強力な存在です。一方、オペラの合唱団の人々は、ミュージカルのアンサンブルの皆さんとほぼ同じ働き方をすることもあれば、集団の中の一人として演出家の指示通りに動くことを求められるケースも多く、自分自身を出せるときと、自分自身を抑えることの両方を求められるのです。それは、演出家の考え方によって大きく異なります。皆さまが、舞台表現の一つとして、アンサンブルのシーンも、合唱団の場面も楽しんで頂ければ幸いです。