Web小説のスローライフ物の定義とは何か?無双系と何が違う?
テキスト
- 内容
- ライブラリ
この記事はプロのラノベ作家が監修しています。
Q.スローライフとは何でしょうか?
最近、流行している「幼女転生もふもふスローライフ」に挑戦しようと考えているのですが、スローライフとは何かわかりません。
おそらく仮説として「主人公がスローライフをしたいと考え、そのために行動していればスローライフになるのでは?」と考えているのですが、いかがでしょうか?
スローライフ物を読むと、意外と主人公が無双していたり、モンスターと戦っているものもあります。あるいは、おっさんが無自覚に無双して「俺はただのおっさんですよ?」と言っている感じです。
これらと成り上がりの違いとは何か? 分析してみると。
おそらく、成り上がりは、主人公が敵を倒したいとか、強くなりたいとか、そういった成り上がり志向を持っている気がしています。
逆にスローライフ系は、無双はするものの、敵に勝つとか、強くなることを目的にしておらず、目的は楽しいことをしてノンビリ過ごしたいだったりします。
おそらく、このあたりが最大の違いではないかと思うのですが、どうでしょうか?
A.大前提として、「スローライフ」と一口に言っても、実は作品ごとにその意味合いや描き方は大きく異なるという注意点があります。
特にWeb小説界隈では、女性向けスローライフと男性向けスローライフでジャンルの傾向が大きく分かれますが、今回は男性向けスローライフについてお話しします。
男性向けスローライフには、さらにいくつかのタイプがあります。代表的なパターンとして、以下の3つが挙げられます。
①スローライフ偽装型(無自覚無双型)
スローライフというタイトルを冠しながら、実際には無双バトル系と変わらないタイプ。(主人公は平穏に暮らしたいだけなのに、気づいたら争いに巻き込まれ、無自覚無双しながら「俺スローライフがやりたいだけなんだけど、なんかやっちゃいました?」のタイプ)
②開拓型スローライフ
スローライフをしたいが、スローライフするための環境が最初に整っていないタイプ。(未開の土地や僻地に飛ばされて、何もないところから家や道具や畑などを自分で作っていくタイプ。)
③既存コミュニティ参加型スローライフ
スローライフを始めるにあたり、スローライフをするための環境が最初から整っているタイプ。(既に誰かが住んでいる村や町にいって、そこでスローライフを始めるパターン。大体その村や町には美少女が住んでいることがほとんど)
このように、スローライフといっても全てが“のんびり”ではなく、タイプごとに何を描くべきか、読者がどこに魅力を感じているかが変わってきます。たとえば、
①では「最強主人公の無双ぶり」
②では「ゼロからのモノづくりや生活力の高さ」
③では「人助けを通じた評価やヒロインたちとの交流」
といった要素が、それぞれの「面白さ」の軸になっています。また作品によってはこの①~③のあわせ技も発生します。
このように、スローライフ1つとってもタイプが変わってくるため、「スローライフとは一般的な作品と何が違うのか」を一言で定義するのは難しく、「どのタイプのスローライフを書くつもりで、そのタイプのスローライフと既存の成り上がり作品は何が違うか」と、より焦点を細かく定める必要があります。
どのスタイルのスローライフを書きたいのかを見極めた上で、その型に合わせて“無双”や“日常”のさじ加減を調整することが、スローライフもののポイントではあるかもしれません。
2025年5月28日に作成した記事
エンタメノベルラボに入会するとより高度な情報が閲覧できます。
ぜひ入会してください!
フォローしたサロンの情報を、ご登録のメールアドレスにお届けします。
サロンをフォローする
オンラインサロン情報
7日間無料
小説家オンラインサロン【エンタメノベルラボ】書籍化&新人賞受賞者多数!
サロン紹介
- 運営ツール
- DMMオンラインサロン専用コミュニティ
