この記事は私のnote
「未経験者がマウスと無料ソフトだけでアニメーション動画を作るロードマップ【手元の武器だけでここまで戦える!】」
を移植した内容になります。
非常に分量の多い記事です。以下の2点によりnoteの方がDMMライブラリより少し見やすいです(情報は同じです)。
・noteには目次機能がある
・noteにはGIF画像を直接貼り付けられる
※ソフトやWEBページの画像は2022年3月時点のものです。
↓ここから本文です
ダチベと申します。
この記事は以下のような方に特に的確です。
①アニメーションを自分で作ってみたいけど、何から始めたらいいか分からない。
②PCで本格的に絵を描いたことがない。
③ペンタブや編集ソフトが高額でチャレンジするにも敷居が高いと感じる。
上述の3点は正に当初の私と同じです。
私も特に③に関しては「何万円も初期投資して無駄になったらどうしよう」という不安がよぎり、足踏みしました。
とりあえず無料でできる手段を組み合わせてなんとかならないかと、試行錯誤する日々を過ごし、ようやく自分なりのスタイルを確立できました。
絵柄など色々ツッコミどころはあるかと思いますが…
これでもYouTubeチャンネル登録者3,000人以上には成長させられました。
ペンタブは購入せず、全てマウスで描いています。
無料の「Microsoftペイント」を使用しています。
「絵が下手だから評価されない」は違う
「マウスで絵を描くなんて思ったように線も描けない。
ド下手な絵しか描けないんだから論外だ」と考える方もいると思います。
確かに一般的に指す「上手い絵」を目指す上では大きなハンディキャップになります。
描くスピードの点でもマウスのキャパ天井は高くはありません。
しかしアニメーションの評価は絵の品質だけでしょうか。
「このくらいの品質の絵が必要」という一般的なイメージは皆さんお持ちだと思います。
しかし、そのイメージから大きく外れて成功した例があります。
ポプテピピックです。
特にボブネミミッミのコーナーは顕著です。
無茶苦茶な絵とよく分からない動き、クセになるセリフが頭に残り、電子ドラッグなどとも呼ばれています。
この作品は「クソアニメ」であることすら公言しています。
しかしながら、視聴者はクソアニメであることを認めつつ、エンタメとして評価しています。
根強い評価により、漫画もアニメもクソ作品として人気コンテンツに君臨しています。
もちろんボブネミミッミ以外の作画は普通なのですが、ボブネミミッミは少なくとも評価されています。
クソであることそのものがエンタメとして成立しているのです。
では「綺麗な絵が描けない場合はクソであることを売りにしなければ評価されないのか」というと、それも違うと考えます。
例えば広告やSNSなども含め日常で目にするアニメーションの作画を思い出してみてください。
全て人の髪の毛が細かく描かれているでしょうか?
全て陰影は付いているでしょうか?
そんなことはないですよね。
絵本のような絵柄のものや、ポップなもの、子供の落書きのようなものもあります。
Twitterでバズっている手描きアニメなどは特に、かなり殴り描きのようなものでも絵が動いているとなんだか観てしまうものが結構あります。
「絵が動いている」というだけで、それはもうエンタメとして成立し得るのです。
挑戦のハードルを下げる
「絵の品質」は、作品を評価する一手段に過ぎません。
「絵の品質は高くありたい」と思うことは立派なことですが、「品質は高くなければならない」と思うのはマイナスだと考えます。
高みを目指すにしても、低いハードルから順に越えて行くべきなのです。
作曲家・歌手として有名な米津玄師は、実はイラストレーターとしても才能を発揮しています。
彼は自身の楽曲のMVを自身で描いています。
当初はマウスでイラストを描きはじめ、途中でペンタブに移行しています。
いきなりペンタブで入らずとも、マウスでやってみて手応えを感じたらペンタブを買う。
このステップでもよいのです。
「やってみたいなら挑戦しない言い訳をせず、重い腰を上げて行動するしかない」というのが頭で分かっている方は多いと思います。
ただそこにもう一押し、必要なマインドがあります。
それは挑戦のハードルを下げることです。
品質の高い絵を描ける技術が有利に働くのは間違いありません。
が、「品質が高くなければならない」と思うことが、挑戦するハードルを上げ、「挑戦してれば大成功していたはずの事」をできなくしてしまいます。・完璧に作らないといけない。・上手くないといけない。・機材に投資しないとクオリティが下がるから駄目・評価されなければならない
これらは全て挑戦のハードルを上げるマインドです。
せっかくやりたいマインドがあるのに、自身で無意識にハードルを上げてしまい、自身で挫折しやすい環境を作りだしています。
そう、本腰を入れて挑戦する前に、挑戦しやすい環境づくりをしなくてはならないのです。
多くの人は、この挑戦しやすい環境づくりの必要性に気付かず、せっかくのチャンスを自身で閉ざしてしまいます。
これはアニメーション制作に限らず、プログラミングスキルを身につけたい、ゲームで強くなりたい、英語が話せるようになりたいなどなど…世の中の全ての挑戦に当てはまります。
①ハードルを下げて挑戦する
②習慣化する
③成長にエネルギーが必要無くなる
このエスカレーターに乗って挑戦が実りに繋がります。
あなたが趣味としているもの、好きなことであれば、それを行動する事にエネルギーは不要でしょう。
無意識にやっている。もはや「挑戦する」という感覚すら無いと思います。
それが習慣化している状態です。
イチロー選手の言葉に「努力していると感じている状態はまずいでしょうね」というものがあります。
挑戦にエネルギーを使っている状態であれば、実りに至る前に挫折してしまうのです。
「アニメーション制作をやってみたい」というマインドを活かすために、挑戦する足止めになる障壁は徹底的に排除すべきです。
「何から始めたらいいか分からない」という障壁はこの記事で排除されます。
まずは低いハードルで跳んでみて、いけそうと思ったらアクセルベタ踏みでよいのです。
【注意事項】
①この記事では既にペンタブをお持ちの方でも実践できる方法を記載しています。
ただし記事はペンタブや付随する描画ソフトが無い前提で書いています。
②OSはWindows、ペイントソフトはWindowsに標準装備の「Microsoftペイント」を想定して記載しています。
③この先は間もなく有料記事に切り替わります。
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本題
では本題に入ります。
コチラの動画の制作過程をサンプルに解説します。
この制作過程を
フリーソフトのダウンロードから動画完成まで
一部始終解説します。
やり方を真似すれば動画ができるので、
自身の作りたい動画に置き換えて手順をなぞってみてください。
それでは準備物の説明から入ります。