【C1-1】サバゲは上手く語れない
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1.サバイバルゲームは説明しづらい
「サバイバルゲームって何?」という未経験者からの質問に、皆さんはどう答えるでしょうか。「エアガンで撃ち合う遊びだよ」とその形式を答える者、「すごく楽しいよ!」と率直な感想で答える者、いろいろかと思います。
では、皆さんがもし「今日でサバゲを辞める人」だったとして、自身のサバゲ経験を総括すべく、同じ問いに答えたとしたらどうでしょう。先の回答とは違う、なにか深みのある答えが出てくるでしょうか。
おそらく、未経験者にサバゲを説明する言葉と、ほぼ変わらない言葉で終わる者が圧倒的に多数ではないかと思います。それはつまり、未経験者の理解力に合わせてサバゲをより簡単に表現したつもりが、しかし実際は「その表現が、自分のサバゲ観の限界だった」という事実であり、「何かもっとこう、いい表現があるような気がするんだけど、う~ん」と、自分のイメージよりもずいぶんと浅いところで思考が止まってしまう心地に、アタマを抱えたりもするかも知れませんね。
「サバゲってこんなもんだっけ? こんなもんか。」
これは一部のプレイヤーだけに起こっている固有の現象ではなく、サバゲーマー全体に蔓延する、もはや特性とも言えます。
やってる奴・関わった奴ですら、その真髄を知らない・上手く表現できない。
それがサバイバルゲームです(笑)。
かつて月刊コンバットマガジンの1983年5月号で「サバイバルゲーム」というものが初めて日本に登場してから、はや40年が経ちました(※2023年5月現在)。
二度のブームを経てもなお、未だにその深遠な実相を正確に語られることが無いサバイバルゲーム。こうした「限界感」、早々に与えられる「やりきった感」が、サバゲ史における二度目のサバゲーマー大量絶滅期到来の原因になるだろうと睨んでいる今、我々「その先のサバゲを知る、生き残りサバゲーマー」が為すべきは何か。
それは、限界線を越える術を示して、「ここまで来れるよ!」を叫ぶことに他なりません。
Beyond The Ultimate.
「そろそろ、サバゲを真面目に考えてみませんか。」
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