【KM104】失業率4.1%でも米雇用統計が示した「静かな悪化」

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【KM104】失業率4.1%でも米雇用統計が示した「静かな悪化」

先週末に発表された米国7月雇用統計は、米国の雇用が想像以上に弱っていることを示しました。

非農業部門雇用者数(NFP)は、市場予想の+8.0万人に対して-2.3万人。ところが、失業率は前月の4.2%から4.1%へ改善しています。

「雇用者数は減ったのに、なぜ失業率は下がったのか?」

今回の雇用統計で最も重要なのは、この数字の食い違いです。

さらに、5月と6月の雇用者数は合計10.3万人も下方修正されました。修正後の直近3カ月平均は、わずか+2.0万人です。7月だけが突然悪化したのではなく、春以降の雇用がすでに停滞していたことになります。

雇用統計には、企業側の雇用者数と、家庭側の失業率という別々の調査が含まれています。表面上の数字だけを見れば、弱いNFPと改善した失業率のどちらを重視すべきか迷い、相場判断を誤りかねません。

発表後、9月の利上げ確率は57.0%から43.9%へ低下。ドル円は一時156.68円まで下落しました。

今回のマガジンでは、失業率4.1%という見かけの改善に隠れた雇用の実態と、FRB、米金利、ドル円への影響を整理します。

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