続編)危機管理対策をするチャンスを与えられた②
テキスト
- 内容
- ライブラリ
https://lounge.dmm.com/content/47812/
↑こちらの続きです↑こちらを先に読んでね↑
ずっとずっと悩んでいた、「お手伝い」問題について、今回の私の入院がきっかけになり、動けたというお話です。
うさこんちの作業を、お手伝いしてもらいたい。しかし、場所が狭い、公共交通機関が不便、さらに、余裕がなくて賃金が支払えない。等々、いろいろとだめだめな理由が重なって、なかなか誰にもお願いできないでいた。「お金なんかいらないよー」と言ってくれる人もいたが、私は自分が会社員時代、営業職だったので、どうしても、相手に益のある取引をしてあげたいと思ってしまう。「かわいいうさぎさんに会えるからー」「うさこんちさんが喜んでくれれば」とも言ってもらえたが、やっぱり、ずっとその言葉に甘えるのはよくないと、思っている。
私一人で抱えるものは大きすぎた。自分が体調を崩したら、大切なうさぎさんのお世話ができない。ちょっと休みたいから代わって、と、頼める人がいなかった。いままで大病はしたことなかったが、たとえ熱があっても体が動かなくても、大切なお預かりさんのお世話は、休みなく、してきたから、大丈夫と思っていた。
自分に意識があるうちはいいが、万が一、今回のように、意識が飛んでしまって、何日も気づかなかったらどうしよう。うさぎは、ちょっとの時間でも、体調が悪化することがある。私は一人暮らしなので、そういう恐れは、ありうる。いちおう、それを危惧して、セコムの非常ボタンは備えてあるが、今回それは寝室にあり、押せなかった。セコムの人にもそのへんの事情は説明してあり、うさぎのホテルをやっているので、私に何かあったときはうさぎがいるので…と伝えてはあるのだが、当然、セコムにうさぎのお世話は頼めない。結局、家族に連絡がいく。
睡眠不足の日が続き、朝起きてきても立っていることができない日が何日か続いて、あきらかにおかしいと思った。ダイニングにつかまりながら、これでは仕事ができないと思ったが、どうすることもできない。前日の夜には吐いて、出すものがなくて苦しんで、汗びっしょりになって薄れゆく意識の中で、とても不安だった。どうすることもできない。体調を戻すすべもない。頼めるひともいない。預かっているうさぎにもしものことがあったらどうしよう。そんな不安が増幅して、また意識を失った。
「大丈夫ですよー。こっちで支えますから、体をあずけてください」救急隊員のひとの声だった。預ける。ゆだねていい。何年ぶりに聞いた言葉だ。その瞬間、ふぅっと力が抜けた。何人かの救急隊員の方々が、私をストレッチャーに乗せ(乗せます、すこしずらしますなど声がきこえた)、救急車に格納した。救急隊員のかたが、娘に連絡してくれた。
私はすぐ帰るつもりだった。もちろん、どうしようもない状態だったので救急車を呼んだのだから、すぐ帰してはくれないだろうという憶測は立ったが、自分はペットホテルをひとりでやっていて、預かりうさぎがいる。あの子たちを置いたままにできない。点滴をして(点滴をすれば元気になると勝手に思っていた)、おちついたら帰してください!!と、処置室でずっと叫んでいた。「うさぎがしんじゃう!!うさぎがしんじゃう!!」と、私は叫び続けていた。
「死んだら仕事もできないですよ!!」そのとき関わってくれた、伊藤先生の罵声が飛んだ。「あなたが死んだら、うさぎのお世話もできないですよ!!」
私ははっ!として、涙がこぼれた。
そんな怒涛の処置室に、許可を得て仕事を抜けてきてくれた娘が到着し、治療の同意書の記入など、手続きをしてくれた。さらに、私の仕事(うさこんち)のこともざっとメモをして、代わってくれた。今、お預かり中の子のこと。直近のチェックイン、アウトの対応。娘はふだん、まったく別の仕事をしており、住まいも別だ。わたしの仕事の内容は全く知らない。娘は自分の勤務先に在宅勤務の手続きをしてくれて、その場での聞き取りだけで、約1週間、私の代わりを完璧にやりとげてくれた。
そんな経緯で、いまのままではいけないと思った。そして退院してすぐ、サロンの会員さんのなかで、
・受注お客様データの共有
・うさこ母の生存確認
・お手伝いぴょんぴょん隊の結成
を、対策した。
ずっとずっと、15年も、気に病んでは、できなかったこと。できる範囲でちいさいままで(ひとりで)やっていこうというのには、無理があった。「人という字は支えあって…」という名文をしみじみ思い出した。救急車、入院ということがあってこそ、15年も放置した問題をワンステップ踏み縮めることができた。
(うさこ母)
フォローしたサロンの情報を、ご登録のメールアドレスにお届けします。
サロンをフォローする
-
お手伝い、頼んでいいかな?(いいともーーー♪)
うさこ母は年老いていくのに、仕事は増えていく…お預かりのうさぎさんの安全のために、あなたの…
テキスト
-
危機管理対策をするチャンスを与えられた
(すべて無料で読めます) 開業時からの悩みだった。「ワンオペ」。 15年ずっと、 うさぎホ…
テキスト
-
介護度3(高)について
「介護」とは、加齢や病気などにより日常生活が困難な人(うさぎ)を、身体的、精神的にも自立し…
テキスト
-
膿瘍、腫瘍3例
長期お預かり中の夢羽(むう)ちゃんに、腫瘍らしきものがみつかりました。 夢羽ちゃんは、4歳…
テキスト
-
うさこの策略
「よくやるね」と言われる。まわりのひとに。 あきれてるというか、いや、少し嘲笑と憧憬も混じ…
テキスト
-
「うっ滞」と「腸閉塞」、判断を間違うと大変なことに!!
うさちゃんの「お腹痛い。。。」のサイン お腹やお尻をよじったり、頻繁に体位を変えたり・・・…
テキスト
-
お悩みの声の多い「涙が出る」について
お悩みの声の多い「涙が出る」について ある程度の年齢になると、「涙」、「涙跡」「涙やけ」の…
テキスト
-
介護はゆるやかに?いいえ、突然に。
介護はゆるやかに?いいえ、突然に。 「介護」と聞くと、なんとなく、ゆっくり衰えていき、緩や…
テキスト
オンラインサロン情報
7日間無料
みんなのうさこんち
サロン紹介
- 運営ツール
- DMMオンラインサロン専用コミュニティ