換骨奪胎で新しい物語を作り出す小説講座。講師、梶永正史先生
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このミス大賞受賞作家:梶永正史先生による講座
物語における「換骨奪胎(かんこつだったい)」は、創作において非常に強力で、かつ古くから使われているテクニックです。
一言で言うと、「既存の作品や古典的なテーマの構造・形式を借りつつ、そこに独自の表現や新しい解釈を加えて、全く新しい作品として生まれ変わらせること」を指します。
例えば 黒澤明監督の映画『七人の侍』(農民に雇われた7人の侍が村を守る)を換骨奪胎したのが『荒野の七人』(舞台を西部開拓時代にし、ガンマンが村を守る)や『バグズ・ライフ』(舞台を虫の世界にし、アリがサーカス団の虫を雇ってバッタと戦う)です。
世界的大ヒット映画『スターウォーズ』が、『隠し砦の三悪人』を換骨奪胎して作られているのは有名な話です。
こちらは、『スターウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカス監督自身が認めています。
このように、「パクリ」や「模倣」とはまったく異なり、新しい価値や面白さを創造するためのオリジナル創作技法が換骨奪胎となります。
映画だけでなく、小説や漫画の世界でも換骨奪胎の技法は使われています。
例えば、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎したのが、山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』です。こちらは目次に「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」という章があることから、『ロミオとジュリエット』の形式を取り入れていることがわかります。
換骨奪胎の具体的なやり方について、いくつもの例を上げて詳しく解説します。
2025年12月19日の講座
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