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医療の闇Ⅳ〜病院は病人を治す場所ではない〜

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医療の闇Ⅳ〜病院は病人を治す場所ではない〜
コロナ禍、がんの手術件数が減っても、
死亡率は変わらなかった。

「誰のための医療なのか」ということを、日本人はもっと疑うべきです。
 こんな統計があるのをご存じですか。

 2020年のがん死亡数は約37万9400人でした。これに対して前年は、約38万300人。ほぼかわりがなく、むしろ約900人減少しています。2021年も減少しています。
 2020年といえば、新型コロナウイルス感染拡大によって、多くの人が病院に行くのを控えた年です。がんの手術件数も、およそ半分まで減りました。

手術件数も減り、検査件数も減った。でも、がんの死亡率はかわらない。これが何を意味するのか、よく考えてほしいのです。

 これまで、必要のない検査や手術がたくさん行われていた、ということです。一部のメディアが、「検査控えをする人が多くなると、手遅れになるがん患者が増える可能性がある」とさかんに報道していますが、「手遅れとはそもそもなんなのか」と考えてみてください。おそらく、「手術ができない状態」を指すはずです。しかし、手術をしたからといって、必ずしも治るわけではないのが、がんという病気です。
 もちろん、命を救うために必要な手術があります。予防的に小さながんを見つけ出す検診に一定の効果はあります。
しかし一方で、医者や病院にために行われている手術も多いのも現実。
医者は手術件数が増えると実績になり、病院には収入になります。手術の必要ない人にも、「今、手術をしないと手遅れになる」といったほうがメリットは大きいのです。

 手術をして切りとってみたら、がんではなかったというケースも正直なところあります。でも、担当医は「早期発見だったから、助かりましたね」といいます。患者は心から感謝するはずです。検査画像を見せられ、「この影の部分が、がんです」といわれても、どこががんなのか、がんの進行の具合はどうか、医学の知識がなければ、まるでわかりません。だから患者の多くは、「がんです」をいわれたら、身も心もいとも簡単に医者にゆだねてしまうのです。
 こんなこと、おかしいと思いませんか。医療者の責任は、もちろん大きい。これはまぎれもない事実。ですが、患者も医療を過信しています。
 自分の命と健康を守るべき者は、だれですか。自分しかいません。

病院は病人を治療する場ではない。

病床数は他のOECD加盟国は減少させているにも関わらず、日本においては逆に増えています。
病院や病床数を増やすと平均寿命が伸びるかというとそんなことはありません。

日本一の長寿を誇る長野県は病床数は少ないにも関わらず、平均寿命ではトップを走っています。
これは
①高齢者の就業率が高い
②野菜摂取量が多い
③ボランティアによる健康作りや予防医療の活動が盛ん
だからです。
これは僕がやりたい医療の本質をついています。


『地域に病院を増やしたり、ハイテクな先端医療は全く必要ない』のです。


医療も、資本主義社会の歯車です。しかも非常に大きな市場を占めています。自分の命と健康を守るために、それを利用する必要はありますが、とり込まれてはいけません。
 私のもとには、がん治療で名高い大病院で「末期がん」と診断された患者が検査画像を持って相談にくることがあります。本当に末期の状態ならば手術をしてもがんをとり切れないことは明らかなのに、「今すぐ手術をしないと大変」といわれたというのです。
 また、がんを発症すると、抗がん剤が投与されます。これもおかしな薬です。

抗がん剤は、細胞分裂を止める作用があります。がん細胞の分裂も止めるけれども、正常細胞の分裂も止めてしまう。自分の再生能力が奪われれば、人は長生きできません。長生きできないのに、副作用のつらい抗がん剤治療を受ける意味は、どこにありますか。

日本人の2人に1人ががんになるといわれる昨今。医療経済において、これほどの巨大マーケットはないのです。
 ぼくは、食事以上に有効ながんの予防法はないと考えています。もちろん、すい臓がんなど悪性度の高いがんもありますが、大腸がんや乳がんなどは、食事に気をつけていればある程度予防できるがんです。
5つの健康習慣を実践することでがんリスクはほぼ半減します。
実際に、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」の5つの生活習慣に気を付けて生活している人とそうでない人では、将来がんになる確率はどれくらい違うのでしょうか。

国立がん研究センターでは、日本全国の11の保健所の協力を得て、調査開始時点で年齢40歳から69歳の男女、総計140,420 人を対象に、生活習慣とがんやほかの病気の罹患についての追跡調査を実施してきました。その結果、この5つの健康習慣を実践する人は、0または1つ実践する人に比べ、男性で43%、女性で37%がんになるリスクが低くなるという推計が示されました。

これはさまざまながん治療よりも効果的であることを示しています。

 必要のない医療で命を縮めることほど、無意味なことはないでしょう。そうならないためには、今ある医療常識をもう少し疑ってみてもよいと思います。


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