ワールド×TSI経営統合_共同株式移転で国内3位集団をどう評価するか

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ワールド×TSI経営統合_共同株式移転で国内3位集団をどう評価するか
ワールド×TSI経営統合_共同株式移転で国内3位集団をどう評価するか

ワールドとTSIホールディングスが2026年10月14日に経営統合を発表。合算売上4,511億円、営業利益204億円の国内アパレル3位集団が、現金を一切使わない共同株式移転で誕生します。

成立の関門は12月24日の両社臨時株主総会。株式移転比率は1:0.8で、ワールド株主62.6%:TSIHD株主37.4%の持分(JCP試算)。

今回は、この統合を「投資銀行の目線」で分解したケーススタディ資料です。

押さえどころ

合意比率0.8は市場株価法(0.77〜0.78)に2.6〜3.9%上乗せした水準。野村のDCFレンジでは下方寄り
TSIHD側(みずほ)の算定レンジはDCF 0.35〜1.28と極端に広い。事業計画への依存度の大きさが数字に表れる構造
両社のDCFともシナジー未反映。金額も未開示のまま総会承認を求める形
合算売上の1〜3%のシナジーが実現すれば、統合後営業利益は2〜7割押し上がる(JCP試算)

資料の構成(PDF 13ページ)
I. 統合の全体像と両社の現在地
 統合の全体像とスキーム/市場環境/ワールドの現在地/TSIHDの現在地
II. 統合の論理と評価
 なぜこの統合か:両社の制約と補完/株式移転比率の評価/統合シナジー/本ケースの学習ポイント

末尾には、サロン用のディスカッション論点を4つ用意しました。「対等統合の形式と実質の持分の組み合わせをどう整理するか」「自分がFAなら両社にどの論点を最初に提示するか」など、実務の思考訓練に使えるものです。

こんな方に

株式移転・株式交換など、現金を使わない統合スキームの実務を学びたい方
第三者算定機関のレンジの「読み方」を身につけたい方
アパレル業界再編の次の一手に関心のある方

出典は両社の適時開示・説明資料(2026/10/14)と決算説明会資料。「試算」はJCPの算術計算、「仮説」は公開情報に基づくJCPの推定です。

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