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Wine journey by 森本浩基 <1>

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Wine journey by 森本浩基 <1>

Wine journey <1>


<ソムリエプロフィール>
森本浩基

<ワイン情報>
⽣産者:Matthiasson / マサイアソン
ワイン名:Ribolla Gialla Matthiasson Vineyard / リボッラ・ジャッラ・マサイアソン・ヴィンヤード
葡萄品種:Ribolla Gialla / リボッラ・ジャッラ
ワインタイプ:Orange / オレンジ
⽣産国:アメリカ合衆国
⽣産地:Napa Valley / ナパ・ヴァレー
ヴィンテージ:2016
参考⼩売価格:¥6,500
 

フランスワインを買う時、「ん〜…さっぱりわからない…。このラベルに書いてあるマルサネとコルナスって何?何が違うの?」
と戸惑ったことがある方は少なくないはず。実際いまでも、フランスワインのことを「有名なのは知ってるけど何かわかりにくいし、当たり外れが多い気がする」という声をたまに聞く。それもそのはず、力強くて濃厚なワインが欲しい時に、何となくマルサネを選んでしまうと、美味しくないわけじゃないけど何か違う、と思うのは容易に想像ができる。
確かに、フランスワインはラベルから瓶の中身を想像するのには多少の知識が必要だが、例えばマルサネにしてもコルナスにしても、ワイン生産エリアの名称に過ぎず、それらをちょっと覚えれば「マルサネ=ブルゴーニュ、ピノノワール、軽快、コルナス=北ローヌ、シラー、凝縮」くらいは想像ができ、「フランス産で、瓶の形も同じだからこんな味だろうな〜」で終わってしまうのはあり得ないということに気づく。
 
ではカリフォルニアワインはどうかというと、「カリフォルニアって濃くて甘くてガツンとくるというか、ワイン飲んでるーって気になるでしょ?カリフォルニアとチリはいつ飲んでも大体外れないのよね〜」と、”カリフォルニア”という一つの生産エリアだけで、そこで作っているワインはどれも似たり寄ったりな味わいだと思われていることが、未だに非常に多い。これは実際ヨーロッパ諸国のワイン好きや、アメリカ人ですらそうなのだから、別に日本人だけが知らないわけじゃない。
 
しかし、実際は、カリフォルニアといっても例えば北に位置するメンドシーノと南に位置するロサンゼルス近郊では、気候も違えばもちろん栽培に適した葡萄品種も違う、だからもちろんワインの味わいも全く違うのだ。
そんなカリフォルニアの気候、土壌を熟知したワインメーカーがこちら。
 
スティーヴ・マサイアソン。

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