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クラフトワインを楽しもう by上原剛 ＜2＞

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クラフトワインを楽しもう by上原剛 ＜2＞
＞＞＞SOMME TIMES監修のワインショップがオープンしました！
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クラフトワインを楽しもう＜2＞

＜プロフィール＞
上原　剛　UEHARA TAKESHI

＜ワイン情報＞
生産者：Unico Zero/ウニコ　ゼロ
ワイン名：Slate Farm Fiano/ スレート　ファーム　フィアーノ
タイプ：白ワイン
国：オーストラリア
産地：アデレードヒルズ
品種：フィアーノ
ヴィンテージ：２０１７
インポーター：Wine Diamonds
参考小売価格：４４００円

まず最初に
前回の投稿を書き終え、
次はどんなワインを紹介しようかと考えていた時に、
一番最初に頭によぎった国がオーストラリアでした。


理由は単純にお店で最も扱っている国の一つでもあり、
たくさんの生産者に来店いただいていたから。。。でしたが、
一向に収まらないどころか広がり続ける山火事のニュースと
執筆陣の多くの皆さんと思い同じくして、
今回はこちらの国からとってもおすすめのワインを。
ただ、自分のタイトルにもありますように
山火事の深刻な被害に悲観的な思いを廻らせ飲むのではなく、
いつも明るく前向きでとってもタフな生産者たちが造る
ハンドクラフトで個性豊かなワインを手にとっていただき
楽しんでいただければと思います。


さて、
本題のワインですが
今回は南オーストラリア アデレードヒルズにワイナリーを構え、
この地域を代表するナチュラルワインメーカーのルーシーマルゴーや
ヤウマの影響を受け、
ナチュラルなフィロソフィーを貫く
ウニコゼロのカーター夫婦が造るスレート ファーム フィアーノを。

彼らのワイナリーの名前はイタリア語で『ユニークな情熱』
ということで、名前に負けないユニークなワインを生み出しています。


特にオーストラリアでもフランス系品種でのワイン造りが主流の中、
あえてオルタナティヴなイタリア系品種にこだわっているのも
ユニークな彼らの特徴です。
イタリア系品種にこだわっている理由はすごくシンプル
『気候に合っているから』とのこと。
暑く乾燥したオーストラリアの夏に適した葡萄は
フランス系よりイタリア系だ。
という見解でした。
確かに。


そんな彼らが特にポテンシャルを感じていて
こだわっている品種が、
主にイタリア南部のカンパーニャ州で有名なフィアーノ。

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