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苅田 知昭の甘いワイン達<3>

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苅田 知昭の甘いワイン達<3>
苅田 知昭の甘いワイン達<3>


<ソムリエプロフィール>
苅田 知昭 / Tomoaki Karita
cuisine francaise NARITA YUTAKA Manager
 
<ワイン情報>
生産者:TSUNO WINE /都農ワイン
ワイン名: Campbell Early /キャンベル アーリー
葡萄品種:Campbell Early / キャンベル アーリー
ワインタイプ:半甘口 ロゼ
生産国:JAPAN/日本
生産地:Miyazaki Prefecture/ 宮崎県
ヴィンテージ:2019年
参考小売価格:¥1,200(750ml)
 
 
フランスにいた頃、スーパーでワインを探している日本人観光客が店員さんに英語で「日本にお土産でワインを買いたいならどれがいいか?」と聞いていた場面に遭遇した。
私は隣にいたのだが(まさか隣にいるアジアンが日本人でソムリエだとは思わなかっただろう)もし店員が困るようなら助けようと身構えていたら、、、、
 
『私は英語が苦手なので、ちょっと待っててね』店員さんはそう言い残しその辺に歩いているフランス人を捕まえこいつにお土産を勧めてやってくれと (内心、、さすがにアバウトすぎるだろ!)と思っていたら、 
そのフランス人は英語で『どんなタイプが好きなんだ?しっかり目ならボルドーがいい、ブルゴーニュもチャーミングでおすすめだぞ!ローヌのワインはカリテプリ〈品質が価格以上であること〉なものが多いぞ』などと説明を始め私の出番はなくなったわけです。
 
これはたまたまだったのかもしれませんが、私はこれをみてフランス人の自分の国の文化に対する造詣に深さと誇り高さに強く感銘を受けたものでした。
私も日本にきた海外のお客様に日本のお酒を同じように勧めることができるのだろうか。。。。?いやできない!そう思ったのももう10年以上も前の話。
 
いまでは日本酒や焼酎はもちろん、日本ワインを貪欲に取り入れて勉強中でございます。

さて、こんなお話をしてご紹介するのは、日本は九州の半甘口のワイン。
宮崎県の海沿いにあります都農ワイナリーが作る【キャンベルアーリー ロゼ】
焼酎のイメージもありワインは意外と思うかもしれませんが、葡萄栽培が難しいはずの九州には驚くようなワインが多い!
 
都農ワイナリーは地元産葡萄にこだわり、第三セクターとして1994年から始まったワイナリー。
年間降水量が4000mmを超えるこの地域では、葡萄栽培は不可能といわれてきました。ブルゴーニュが700mm、雨が多いと言われているスペインのガリシア地方でさえやっと1000mm超えなのに、雨が多ければ、湿度も高く病気も増え、果実の凝縮度も下がり、、、、いかに大変な土地で葡萄栽培をしてきたのか、、、、更に台風の被害も多く、そうやって大自然と向き合い作り出した地元の葡萄にこだわるのは当然と言えますね。
近年では瓶内2次発酵のスパークリングやグラッパなどもスタートし、意欲的に自分たちの土地の可能性を探っています。

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