現在、ガン業界で話題がエアガンの用バイオＢＢ弾表記の件である。

消費者庁は、令和4年12月19日、同月20日及び同月21日、エアガン用BB弾の販売事業者5社(以下「5社」といいます。)に対し、5社が供給するエアガン用BB弾に係る表示について、それぞれ、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行いました。

https://www.caa.go.jp/notice/entry/031623/

という内容が消費者庁からメーカーに通達され、ガン業界も驚きの内容だったが、実はこの件は数か月前から業界では話題になっていた内容だった。予想であるが、事前にメーカーには消費者庁はBB弾のメーカーに対して、バイオBB弾、生分解などの表記は使用できないという通告はあったようだ。

主にBB弾の成分はPLA(Poly-Lactic Acid)ポリ乳酸の頭文字をとった略で、トウモロコシやジャガイモなどに含まれるデンプンなどの植物由来のプラスチック素材である。PLAは植物由来の乳酸から生成されているプラスチック素材であり、生成中に二酸化炭素の排出量が少なく、土に埋めて分解するいうことでガン業界でも環境にやさしい素材として注目されてきた。ちなみに土中における分解だが、どんな土に埋めても分解されるわけではない。堆肥などの微生物が存在する場所であれば埋めて分解することができる。