米地銀問題再燃：10/17銀行決算発表を注視

ザイオンズ・バンコープの融資焦げ付き報告で地銀株への売りが相次ぐ

米債券利回りも下がり、ドル円も一時149円台に

9月、10月は、厳しい相場になることが多いですが、今年も10月後半から下げ相場になる可能性が出てきました。

ことの発端は、米地銀ザイオンズ・バンコープ（本社ユタ州）のカリフォルニア州の子会社が融資をした会社から貸し倒れになる警告（８K)をファイルしたことから始まりました。

サンディエゴに本社を置く完全子会社のカリフォルニア・バンク・アンド・トラストが引き受けた融資で、5000万ドル（約75億円）の貸倒償却を計上したと発表しました。。10月16日のマーケットでは、ザイオンズ株は1日で　-9.7% も下落しました。

この融資先は、おそらく自動車部品の会社と言われていますが、ザイオンズ・バンコープはこの融資先の実態について調査した結果、虚偽の申告ならびに契約の不履行が確認されたとのことで、その他地銀も融資をしている様なので、明日17日の銀行決算発表ラッシュへのインパクトはどのくらいになるか、と懸念されています。

同じく地銀のウエスタンアライアンス -11%の下げ、こちらは 担保なし借り手へ対応したための様です。