お知らせ クーポン ヘルプ

緊急特別企画:浅井博章様×Mana様 オンラインサロン企画を振り返る会

テキスト

緊急特別企画:浅井博章様×Mana様 オンラインサロン企画を振り返る会
これまで様々なジャンルの著名人や、ヴィジュアル系バンドのメンバーをお招きして“しゃべらない”Mana様がしゃべり倒してきたこの対談企画のゲストも、20人目。
今回は特別企画として、バンド業界をつぶさに目撃し、ラジオパーソナリティとしてバンドの魅力を発信し続ける百戦錬磨の人気DJ、浅井博章さんをインタビュアーとしてお招き。
これまでの企画を振り返りつつ、対談では明かされなかった裏話や知られざるヴィジュアルシーンのあれこれを、Mana様から引き出していただきます。
(文・構成/本田水奈子)


浅井:Manaさんは、僕のことはいつぐらいに認識した記憶がありますか?

Mana:私はラジオとかあまり出ないからなぁ…。

浅井:話せませんもんね。でも、一度だけ僕の番組に出ていただいたことはあるんですよ。

Mana:あ、そうですか。

浅井:Nack5に。忘れもしない、クイズに使うピンポンとブーの音が出る〇×のオモチャを持っていらっしゃって。

Mana:はいはい。

浅井:その場にはいるけど、声は発することなくピンポンブーで意思表示をするっていう手法で参加していただきました。

Mana:なるほど。

浅井:MALICE MIZER全員ではなかったですけどほかにメンバーも数名いらっしゃってたので、Manaさんとお会いはしたもののお話はその時はしていないんですよ。

Mana:ふむふむ。

浅井:でもMALICE MIZERは、コロンビアからメジャーデビューした当時も基本的にはキャンペーンはGacktさんかKamiさん、Köziさんがが稼働することがメインだったじゃないですか。だから僕の番組にManaさんがいらっしゃったのも、その一度きりだったんです。かなりレアなケースでした。

Mana:そうですね。基本、ほとんどラジオの現場に行くことは無かったので。

浅井:普通、バンドのライブって、終演後に関係者とメンバーがご挨拶する場面があるのが通常なんですけど、MALICE MIZERはそういうのもなかったような気がします。

Mana:ある時と無い時があったかもしれませんね。

浅井:少なくとも僕にはそのチャンスが無かったんですよ。だから、Manaさんとお話する機会がずーっと無くて。で、ちゃんとお話ししたのは、それこそ3年前にMoi-même-Moitiéのオンラインサロンのイベントで、僕が司会をやらせていただいた時でした。



――あの時は楽屋での待ち時間もけっこうあったと思いますが、雑談はされましたか?

浅井:いやいや。大変緊張してましたから! でもまあ、昔の話をいろいろ話したような記憶がありますね。「あの頃どうだったんですかか?」みたいな質問をさせていただいたというか。Manaさんはあの当時のヴィジュアル系ブームの中のキーマンの一人でいらっしゃったので、あの当時に僕もいろんなヴィジュアル系のお仕事をさせていただいていた立場としては当時のことはいろいろ聞きたかったというのもあって。「どうだったんスか!?」みたいなことを質問したと思います。

Mana:どのへんの話をしましたっけ?

浅井:やっぱりMALICE MIZERの曲のこととかですかね。MALICE MIZERはユニークな曲が多かったですから。いまだに自分のラジオとかイベントなどでよくかけるんですけど。

Mana:ありがとうございます。

浅井:そういう懐かしい音楽の話も今なら聞けるかな、と思ってあの日の楽屋ではそんな話をチラチラさせていただきました。


――ヴィジュアル系に詳しい立場の浅井さんから、当時のMALICE MIZERはどういう存在として見えていたんですか?

浅井:孤高でしたよ。

Mana:…ありがとうございます。

浅井:世間一般にバーン! と知れ渡った当時、もちろん僕も注目していました。で、今回のこの企画に参加させていただくにあたって、これまでいろんな方とManaさんがお話しているサロンの対談記事を読ませていただいたんですよ。で、一番驚いたのがMALICE MIZERってインディーズのころ、実はかなりバンドと対バンしてたんだ!ってことです。

Mana:結構していました。

浅井:僕がお仕事をご一緒させていただくようになったころって、MALICE MIZERの前で他のバンドの名前なんて絶対出せない!っていう空気感っていうのがあったんです。

Mana:え、そうでした?

浅井:あったじゃないですか!(笑) 

Mana:え―――。そ、そうかなぁ…。

浅井:だから今回、Aijiくんであったり千聖さんであったりとお話しているじゃないですか。

Mana:はい。

浅井:ビックリですよ。

Mana:記事を読んだ人の中にもそう感じた人は、多かったかもしれません。

浅井:実際対バンはしていつつも、あの当時は同世代のバンドマンとは全然親しくはなかったわけですよね?

Mana:私は全然交流はなかったです。

浅井:お互い同世代で、同じ時代に同じヴィジュアル系のシーンで活躍していたわけだから、当然意識はしていたと思うんです。僕はそれぞれのバンドやアーディストとご一緒させていただく仕事が多いわけですけど、当時はMALICE MIZERに限らず他のバンドの名前をそのアーティストの前で出すのはご法度という無言の圧みたいなものは確実にありましたから。

Mana:感じたことはなかったですけど。そうでしたか。

浅井:アーティスト本人同士は別に険悪でもなんでもないんだけど、事務所同士があんまり仲良くなかったり競争関係にあったりするので、そこで不用意に別のバンドの名前でも出そうものなら一瞬にしてピリっとした空気になったりするわけですよ。

Mana:なるほど。

浅井:だから、少なくともMALICE MIZERの前でSHAZNAの名前は出せないぞ、みたいな。そういうのは、まあ礼儀としてこちらサイドが自粛していた感はあります。

Mana:へぇ。

浅井:一度MALICE MIZERが朝のワイドショーかなんかに出た時に、その番組を見てたんですけど、テレビのインタビュアーの人が「SHAZNAについてどう思いますか?」みたいな質問をしてたんです。それを見て「ようそんなこと聞くなぁ」と思いましたもん。実際はどうだったんですか? 対立じゃないですけど、ライバル意識みたいなのはあったんですか?

Mana:え、SHAZNAに対して?

浅井:いやいや、同時期にいた他のバンド全体に対して。

Mana:ライバル意識は正直そんなに無かったですね。MALICE MIZERってヴィジュアル系の流れからするとかなり異端なことをやっていたので、かぶるバンドがいなかったんですよ。そういう意味では「あのバンドはウチと似てるからどうやって勝ってやろうか?」とか、そういうライバル意識は無かったですね。MALICE MIZERとして独特の新しい路線をどう作っていこうかっていうことばかり必死に模索していたので。あんまりほかのバンドを意識するっていう気持ちは、少なくとも私はあまり無かったです。

浅井:他のバンドがどんな表現をしているのかな、みたいなことは気にならなかったんですか?

Mana:気になっていましたよ。当時から私、結構インディーズマニアだったくらいなので。

浅井:へぇ。

Mana:『FOOL’S MATE』とか『SHOXX』を隅から隅まで読んでましたし、まだ全然世に出てきていないインディーズバンドを小さく取り上げたページまで読み込んで研究していたので、面白そうな他のバンドへの興味というのは常に持っていました。

浅井:「最近はこんなバンドが出てきたんだなぁ」とか?

Mana:そうですね。Schwarz Stainはそこから私が発掘しましたし。

浅井:なるほど! 

Mana:はい。切手サイズくらいの写真が載ってる『up to date』のページとか、穴が開くほど見てました。その中で、Schwarz StainのHoraくんが目に留まったんです。

浅井:へぇ。

Mana:彼、額に魔法陣を描いてたんですよ。

浅井:ほぉ。

Mana:「額に魔法陣描いてるヤツ初めて見た。このグループ気になるな」って思って。で、当時そういう告知ページって連絡先が書いてあったので「デモテープを送ってくれ」って連絡したんです。で、送ってもらいました。

浅井:当時は雑誌にも個人情報がバンバン書いてありましたからね。

Mana:そうですね。で、デモテープをもらったんですけど、近未来デジタルデカダンスっていうコンセプトが面白いな、と。で、高田馬場AREAに内緒でこっそりライブも観に行って。

浅井:すごい行動力ですね。

Mana:ライブを観てつまらなかったら帰ろうと思ったので、行くとは告げずに行ったんです。そうしたらすごくライブが良かったので、すぐ楽屋まで行って「Manaだけど」って言ったら、2人とも「ヒャー!」ってのけぞって。ビックリしてました(微笑)

浅井:それ何年くらいの話ですか?

Mana:2002年なので、20年前ですね。

浅井:へぇ!

Mana:当時彼らはSchwarz Stainって名前ではなかったんですけど、私がプロデュースとして関わるのを機に改名しました。

浅井:じゃあ面白い若手も結構探していたんですね。

Mana:漁ってましたね。それ以降、他にもアーティストをプロデュースしたいと思って音源とか資料を送ってほしいって、いろんなところで言ってたんですよ。だからいっぱい来ましたよ。D'espairs Rayも当時資料を送ってたり。




この続きはサロン会員専用ページにて公開!
後半のトピックは…

■孤高の秘密
■Mana様の〇〇を初めて見たMALICE MIZERメンバーの一言
■Mana様の売りが崩壊

続きを表示するには、入会が必要です

Mana様の青薔薇の館

ご入会手続き中に完売することもございます。


販売価格 入会料金 入会/詳細
入会後無料
※退会後閲覧可 詳細はこちら

1,500円/1ヶ月ごと

入会する

サロンに入会中または購入済みの方はこちら

続きを閲覧するには、DMMアカウントへのログインが必要です。


フォロー特典

オンラインサロン情報

Mana様の青薔薇の館

Mana様の青薔薇の館

1,500円/1ヶ月ごと
サロンページを見る

サロン紹介

この度、Moi-même-Moitié20周年を記念し、発足したオンラインサロン 。 2020年4月1日からは「Mana様の青薔薇の館」となりリニューアルいたしました。
運営ツール
DMMオンラインサロン専用コミュニティ

あなたにおすすめの他サロン

おすすめサロンをすべて見る
ページトップに戻る