イベント概要
テーマ:2026年上期 日本IPO市場分析とAI再編 ― SHIFT・トヨクモの適応戦略
日時:2026年7月25日(土)10:00〜13:00
開催方法:オンライン(Teams/アーカイブあり)
講師:ジェイ・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー 田中博文
【投資銀行サロン リアルイベント】2026年上期 日本IPO市場分析 / AI再編とIPOの地続き構造
2026年上期の新規上場はわずか17社。前年同期28社比▲39%、調達総額も1,520億円(▲72%)と、上期として近年最低水準となりました。
一方で日経平均は6月30日終値70,062.32円(2025年末比+39%)と史上最高値圏。それでもIPOは平均初値騰落率19.0%、17社中8社が公開価格割れ。「株高なのに、なぜ新規上場が減るのか」――
今回は、上期IPO市場を10本のグラフで分解して「量より質」への構造転換を数字で確認したうえで、その変質を説明する「第4の変数」としてAIを据え、AI再編とIPOの地続き構造を読み解きます。
後半で扱うSHIFT・トヨクモの2社は、日経ビジネス2026年7月6日号の特集「AIに淘汰されるな」(pp.22-29)で取り上げられた企業です。
本イベントで扱う論点
① 相関の崩れ ― 株高でもIPOが減る理由 2015〜2020年に連動していた上場社数と日経平均の相関は、2021年125社をピークに崩壊。制度(グロース上場維持基準の厳格化)・金利(政策金利1.00%=31年ぶり)・需給(グロース250指数の出遅れ)の3要因から解剖します。
② 「量より質」への転換を10本のグラフで検証 平均予想PERは14.50倍(2021年27.1倍からほぼ半減)、30倍超は消滅。10億円未満の小粒IPOはゼロ、赤字上場は3社に限定。17社の個社データ(公開価格・初値・PER・OR)を一覧で分解し、下期・通期見通し(40〜50社)まで示します。
③ 「第4の変数」としてのAI ― 内製化と「SaaSの死」 制度・金利・需給では説明しきれない残差にAIを当てます。外注1億円級の業務システムを実費約30万円で内製した中小メーカーの事例、ソフトウエア業の倒産195件(過去10年最多ペース)、VC償還ラッシュ、そして26年1〜2月の「アンソロピック・ショック」。売り手急増と出口難は、買い手にとっては歴史的な買い場でもあります。
④ 本日のメイン:SHIFT(転換型)× トヨクモ(買収型) 日経ビジネス特集の2社は、同じAIドライバーに正反対の答えを出しました。SHIFTは主力テスト事業の需要が「なくなる可能性」を経営自ら容認し、採用440人ストップ・4,248人のリスキリングで人月モデルを作り替える。トヨクモは「営業しないPLGモデル」を武器に、急落した割安SaaSのロールアップM&Aへ集中する。両社の戦略・企業価値・ファイナンス構造を財務数値まで踏み込んで比較し、FA業務への示唆(デュアルトラックの標準化、買収ファシリティ、新しいDD論点)を導きます。
当日の論点
(1) AIは件数減の主因か、寄与要因か
(2) 転換型と買収型、どちらが持続的か
(3) 自社のIPO/M&A助言はどう変わるか
こんな方におすすめ
・IPOの「値段のつき方」と、その変質をデータから理解したい方
・AI再編を、自分の投資・事業・資本政策の判断に転用したい方
・「SaaSの死」論争を、感覚論ではなく個社の財務数値から検証したい方
皆さまのご参加をお待ちしております。
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