小説の執筆。アウトプットとインプットどちらを優先すべき?
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️この記事はプロのラノベ作家が監修しています。
Q、時間がない場合、アウトプットとインプットどちらを優先した方が良い?
小説の執筆は、時間が無い場合、アウトプットを優先した方が良いと考えていますが、いかがでしょうか?
これはアウトプットを優先した方が、結果的にインプットの質も向上すると思うからです。
小説を書いていて、うなくいかないなぁと感じると、では一流の作家はこの部分をどうクリアしているのだろうか? というところに目が向き、インプットの意識が変わります。
すると少ない時間で行うインプットのクオリティが上がるので、アウトプットをすることはインプットを効率化すると考えてますが、どうでしょうか?
A.今現在、自分が「小説を書く著者」として、超初級者か、初級者か、中級者か、上級者かを考えられるとよいかもしれません。
(プロになっているかどうかはあまり関係ありません。執筆初級者にしながら運よくプロになれた方もいれば、執筆上級者だがめぐりあわせが悪かったり目指してるルートが最初からいばらの道であったりでプロになれていない方もいるからです。)
まず超初級者の方は、アウトプットから始めることをお勧めします。
ちなみにここでは、超初級者とは今まで作品を書いたことはないし、起承転結という言葉を聞いたことがあるが意味は知らない、というような方を意味します。
何故アウトプットが良いかというと、まずは何でもいいから書いてみようという精神が一番重要だからです。
将棋の駒の動き方を覚えたすぐあとに、将棋の戦略の本をインプットしても仕方ありません。勝てなくてもいいので、まずは試しに一局打つことが重要です。
その意味では、「アウトプット」というより、「何でもいいからまずはやってみる」ということが重要かもしれません。
次に初心者の方は、インプットをお勧めします。
このレベルの方は、「将棋の駒の動き方はもう覚えている。その上で実際に勝負をしてみたこともあるが、どうやら将棋の駒の動きを覚えただけでは、なかなか勝てないということが分かってきた」というようなレベルに相当します。
ここまできて、初めて戦術の本を読む、つまりインプットすることに意味が出てきます。
何故インプットをしなければならないのかという理由が、「インプットをしなければ勝負に勝ちにくいから」であるということを既に実感としてもっているので、目的をもってインプットを行いやすいという状況がこの時点では生まれるようになります。
ランキング上位の作品の分析や、テンプレ研究といったものが役に立ってくるのもこの段階です。
更にレベルがあがって中級者の方はアウトプットをお勧めします。
将棋に例えると、「将棋の駒の動き方はもう覚えている。その上で、戦術本も何冊か読んで、どうすれば勝てるかという戦術も何通りかは既に学んでいる」という状態です。
ここまで来たら、インプットしてきた情報が実際に戦術として役に立つか、アウトプットをして実践をすべき段階です。
もちろんインプットをしながらアウトプットをするという両立も大変重要ですが、インプットした情報はアウトプットすることで知識として定着していくので、なるべくアウトプットを中心として行っていくべきだと思います。
上級者の方は、インプットを優先的に行うことをお勧めしています。
このレベルまで来ると、あらかた基本的なことは分かっていて、色々なインプットとアウトプットを繰り返していった結果、逆に「魅力的なキャラクターって、なんだ?」や「ストーリーの起承転結って、なんで重要なんだ?」など、一周回って当たり前のことに疑問を持ち始める段階になっています。
初級者の段階で「起承転結は重要である」ということは既に学んでいるはずなのですが、このタイミングでもう一度インプットを行うと、「ああ、だから起承転結は重要な要素なのか」と、教科書に載っている基本事項がなぜ大切なことなのかという本質を真の意味で理解できるようになります。
これを理解することができると、段々と「あれ、だとするとテンプレートって無理に真似する必要がないのでは? テンプレートを真似しなくたって、こうこうこういうやり方でストーリーを書けば、テンプレートより面白いキャラクターを描くことができるじゃん」と、いわゆる『型破り』ができるようになります。
ここまで来ると作家としての才能が一気に花開くことが多く、上級者の域まで来ているのであれば一回インプットを強めに入れてしまって、一気にレベルをあげるということも個人的には進めています。(ただし、これはアウトプットはしなくてもいいという意味ではありません。)
2025年10月29日に作成した記事
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