お知らせ クーポン ヘルプ

*無料* お正月の番外編 “ best of wine 2019”

テキスト

*無料* お正月の番外編 “ best of wine 2019”

Sidewinder <1>〜お正月の番外編〜


2019年 色んな意味でNo.1だったワイン 


2019年も大変多くのワインを口にすることができたにも関わらず、私の肝機能が全く低下していない(と信じたい)のは驚き!!ではなく、単純にテイスティングでは基本的に飲み込まないから。(例外は多々あり)

っということで、年の瀬です。
一年の振り返りの時期です。
スマホの写真ホルダーに貯まった膨大な量のワイン画像と、一年前よりも数センチ膨らんだ下っ腹を眺めながら、健康診断の結果に怯える時期です。
正月はサラダしか食べないぞと、弱々しい自制心にハッパをかける時期です。

そんな思いを抱えながら、カレーを作りました。

では、行ってみましょう。
2019年 色んな意味でNo.1だったワイン特集です!

日本未輸入だけど半端なかったNo.1
ファットリア・ディ・ラモーレ / キアンティ・クラシコ どのキュベも凄い
キアンティでは絶滅に瀕しているに近い、超伝統派。褐色を帯びた淡く優しい色合いと染み込む味わい。日本への輸入を強く希望します。


熟成したら凄すぎたぞNo.1
ジェラール・シュレール / リースリング・ビルトシュトゥックレ 1997
アルザスのナチュラル派の中でも飛び抜けた存在のひとりだけど、ワインは中々の気分屋で悩ましいのがシュレール。来日時にテイスティングできた97年は、熟成、状態、飲み頃、気分の全てが合致した神がかったワインに。



めっちゃ高いけどやっぱりすげぇNo.1
ロアーニャ / バルバレスコ “クリケット・パイエ” 2007
いま、イタリアで最もリリース価格が高いと言われるワイン。そもそも数も物凄く少ない。幸運にも巡り会えたら、そしてまだまだ若過ぎるともいえる状態で開けてしまう豪胆さがあるのであれば、至福の時間を手に入れられるでしょう。ワインがグラスに残っているうちは。



安いし美味いし面白いしNo.1
北アルゼンチンの秘境より。1958年よりも前に植樹されたクリオーリャという葡萄(パイスとかミッションとか、他の国では呼ばれます。)から造られた、薄ウマ系赤ワイン。アルゼンチンは色でワインの種類が決まるという不思議な法律なので、謎のロゼ扱いですが。ちょっと冷やして、難しいこと考えずにグビグビ飲むことをおすすめします。



超バッドヴィンテージのスーパーデリシャスワインNo.1
ベンハミン・ロメオ / コンタドール 2002
モダン・リオハの有名ワインだが、基本はかなりジャミーなスタイル。でも、最悪のヴィンテージと言われた2002年は、ウルトラセクシーな超傑作ワインに。なかなか探し辛いし、高価なワインだが、見つけたら迷うべからず。


異次元過ぎるオレンジワインNo.1
ジャン・マルク・ドレイヤ / ミュスカ・マセラシオン “オリジン” 2017
進化著しいオレンジワインの中でも、今年の珠玉の一本はこちら。アロマティック系品種のオレンジワインは苦味が強くなることも多いけど、このミュスカはアロマとフルーティーさと紅茶のようなニュアンスがぴったり絡み合ってまさに異次元の出来。美味いと何度連呼したことか。

理解不能で摩訶不思議な極上ワインNo.1
ルロワ / コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 1952
高名なマダム・ルロワの、お父様の時代のワイン。ヴィンテージから67年経過。広域ヴィラージュ。まぁまぁ良い年。異常に若々しい色合いと香り。悶絶級の美味さ。
なぜこうなる?と疑問が尽きないが、美味いもんは美味い。考えるのは辞めて楽しんでしまった。


極甘口ワイン王決定戦No.1
マリヌー / ストロー・ワイン 2017
南アフリカを代表するスーパースターで、彼らのワインはカジュアルレンジから高級レンジまで隙のない激ウマワイン揃いだが、最強はこのデザートワイン。これは天使の歌声なのか、悪魔の囁きなのか。いや、きっと後者だ。美味しすぎて、なんだか悪いことをしている気分になるから。


初めて飲んだ国だけどびっくらこいたNo.1
ダッセムス / セシ・ネ・パ・ウン・ロゼ 2017
オランダです。聞いたことない葡萄品種(どうやらハイブリッド)です。ナチュラルです。ロゼというか薄ウマの赤です。ラベル可愛いです。ちょっと変わってるけど、中毒性高い味です。何回もおかわりしちゃいました。


ではでは、皆さまも2019年に楽しんだワインを、是非色んな角度から振り返ってみてください!

ライブラリでは、この他にも記事を無料で公開しております♪
ぜひご覧ください!

<ソムリエプロフィール>
梁 世柱 / Seju Yang
La Mer Inc. CEO


1983年大阪生まれ。2003年にNYに移住後、様々なレストランにてソムリエとして研鑽を積む。
2011年starchefs.comよりRising Star NYC Sommelier Award受賞。
2012年Zagat SurveyよりZagat 30 under 30 NYC Sommelier Award受賞。
同年、Wine Enthusiast紙より、America’s 100 Best Wine Restaurant Award受賞。
世界最大のソムリエ激戦地での連続受賞は日本出身のソムリエとして唯一の快挙となった。
2012年に日本帰国後は、ミシュランガイド三ッ星店も含め、都内のレストランでシェフ・ソムリエを歴任。
2017年、オーストラリアにて開催されたSomms of the Worldに、World’s 50 Best Sommeliersの一員として招聘。
2018年、La Mer Inc.設立。代表取締役社長兼CEOに就任。
ワインジャーナリストとしてワイン専門誌に多数寄稿。


フォロー特典

オンラインサロン情報

SommeTimes

SommeTimes

1,000円/1ヶ月ごと
サロンページを見る

サロン紹介

ワイン専門のオンラインサロン。初級者から上級者まで幅広いワインコラムを配信しています。
運営ツール
DMMオンラインサロン専用コミュニティ

あなたにおすすめの他サロン

おすすめサロンをすべて見る
ページトップに戻る