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*無料* お正月の番外編 “ワインオープナー選びの基本！”

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Sidewinder <6>〜お正月の番外編〜


ワインオープナー選びの基本！


上手くワインオープナーが使えない！なんて方は多いかと思いますが、
是非ワインオープナーの使い方に関しては、ネットに色んな記事や動画が上がっておりますので、この機会に調べてみてください！

ソムタイムズでご紹介したいのは、ワインオープナーの選び方です！

弘法筆を選ばず。
とは良く言ったもので、実際ワインオープナーも熟練してくるとなんでも良くなったりはしますが、初心者の方はちゃんと選ぶことをお勧めいたします！

検討ポイントは以下の通り
1. ダブルアクション or シングルアクション
2. ホールド部分の素材（硬さと手触り）
3. 重量
4. スクリューの長さ

1に関しては、ほとんどの方がダブルアクションの方が楽だと感じるでしょう。
実際、ダブルの方が総合的に使いやすいですし、難しいコルクも開けやすいと思います。

2に関しては、思いのほか重要です。素材は出来るだけ硬いものの方が良いです。つまり、硬い木やカーボン、メタル等ですね。素材が硬いと、力が分散しにくいので、より少ない力で抜栓できます。プラスチックは力が分散してしまうので、あまりお勧めしません。

3に関しては、2と関連しておりますが、ある程度の重量があったほうが、力が分散しにくいです。ただ、持ち運びをする方には重すぎると難しいですね。その辺はお好みで。

4に関しては、スクリューが短くてシングルアクション、のタイプだと抜栓しにくいコルクがたまにありますので、ご注意を。


では、私の手持ちの中から（大量に持っています）厳選してご紹介を。

1：よくある安っぽいメタル製のオープナー（シングル）


素材が硬いのは良いのですが、全体的に造りが雑で、しかも開ける時に手が痛いです。


2：よくある安っぽいプラスチック製のオープナー（ダブル）


慣れてくればこれでも十分なのですが、初心者の方をもう少し良いものをご購入されることをお勧めします。

3：ホールド部分が硬い木でできたオープナー（ダブル）


このタイプは一推しです。最もバランスがよく、価格もそこまで高くはありません。

4：カーボン製のオープナー（シングル）



昔、NYで購入してから14年ほど使い続けている私の愛用品。カーボン素材で力が分散しにくく、非常に軽いので取り回しも楽。ただシングルアクションなので、好き嫌いは別れると思います。ローラー式のブレードも素敵。（たまに、困りますが。。。）

5：オートクチュールな高級オープナー（シングル）


ナイフのキレの良さ、スクリューのひっかかりの良さ、ホールド部の硬い素材、美しいシルエット。抜群の使いやすさと所有欲を満たしてくれる素敵オープナー。

6：スクリューだけで引っこ抜くヴィンテージすぎるオープナー


一回やってみてください。楽しいです。
成功したら、お洒落です。
でも、上手くやらないと、抜栓した瞬間にワインが飛び出してきます。

7：ウィング型


これって、かなり使いにくいと思っているのですが。。。似たようなタイプでスクリュープルというヴィンテージ感溢れるオープナーがありますが、そっちのほうが開けやすさ、美しさの両面でお勧めです。

写真はありませんが、けっこう高価な電動式というのもあります。優れたものは、最強ですが、なんというか。。。もうちょっと、風情を楽しみたいものですよね。

どんなオープナーでも、使い慣れることが何よりも重要です。
このオープナーじゃないとダメ！みたいなことはありませんので、予算とか見た目とか基本スペックで選んで、あとは使いまくって（ワインを開けまくって！）ください。




SOMME TIMESでは、番外編として、
ワインオープナーの選び方についてのコラムやトップソムリエ達セレクトのワイン紹介など、様々なコンテンツを配信しております。

ライブラリでは、この他にも無料記事を公開しております。
ぜひご覧ください♪

＜ソムリエプロフィール＞
梁　世柱　/ Seju Yang
La Mer Inc. CEO


1983年大阪生まれ。2003年にNYに移住後、様々なレストランにてソムリエとして研鑽を積む。
2011年starchefs.comよりRising Star NYC Sommelier Award受賞。
2012年Zagat SurveyよりZagat 30 under 30 NYC Sommelier Award受賞。
同年、Wine Enthusiast紙より、America’s 100 Best Wine Restaurant Award受賞。
世界最大のソムリエ激戦地での連続受賞は日本出身のソムリエとして唯一の快挙となった。
2012年に日本帰国後は、ミシュランガイド三ッ星店も含め、都内のレストランでシェフ・ソムリエを歴任。
2017年、オーストラリアにて開催されたSomms of the Worldに、World’s 50 Best Sommeliersの一員として招聘。
2018年、La Mer Inc.設立。代表取締役社長兼CEOに就任。
ワインジャーナリストとしてワイン専門誌に多数寄稿。


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