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競馬場の特徴とレースに与える影響

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競馬場の特徴とレースに与える影響

1, 競馬場の特徴を知る

今回は競馬場の特徴についてお話します。

競馬新聞の予想を見ていると、

「東京ダート1600mは外枠有利な舞台で・・・」
「中京芝2200mは差し有利な舞台で・・・」
「直線が長く差し馬の好走が目立つ舞台で・・・」

ってな感じで、コースの特徴が書いてありますね。

確かに、闇雲に予想するよりも「先行有利!」とか「内枠有利!」みたいな感じで、コースの特徴を理解しているほうが予想の時に役立ちます。

ところがどっこい!

中央競馬だけでも競馬場は全10場。

さらに芝やダートの違いはもちろん、距離の違いや、内回り、外回りの違いも含めると全部で110種類以上のコースがあります。

「そんなに多くのコース覚えられないよ!!(怒)」

そりゃそうだ。

というわけで!

今回は、競馬場の特徴別にどういったコースになりやすいのかまとめて見ました。

一度コチラの記事を見てから競馬場を調べると「もしかしてこういった特徴があるのかな?」と、知らないコースでもその特徴が頭に入ってくるかと思います。

では、早速見てみましょう!

※補足
本記事では競馬場の特徴別にレース傾向を解説していますが、必ずしも特徴に合った傾向になるわけではありません。中には例外的なコースもありますことをご理解ください。


2, ゲートから最初のコーナーまでの距離




【ゲートから最初のコーナーまでの距離】
★短いコース
・内枠が有利になりやすい
・スローペースになりやすい
・前が有利になりやすい

★長いコース
・枠順の有利不利がなくなりやすい
・ハイペースになりやすい
・差し馬の好走率があがる

2-1, 枠順

まず一つ目の特徴は、ゲートから最初のコーナーまでの距離です。

言わずもがな、すぐにコーナーに入るコースは内枠有利になります。

顕著なコースとしては東京芝2000m。
スタート地点が1コーナー奥のポケットにあるため、スタートして約100mでコーナーになります。

このようにすぐにコーナーに入るコースで外枠に入った馬は、コーナーでも大外を回されるロスが大きくなります。

また逃げ馬や先行馬にとってみれば、逃げる前にコーナーに入ってしまうため、好きなポジションも取りにくくなります。

実際に、東京芝2000mに出走した馬の前走とのポジション差を集計してみると、外枠の馬ほど後方のポジションになっていることがわかります。




反対に、最初のコーナーまでの距離が長いコースでは枠順の有利不利は少なくなります。

これは芝、ダートともに同じような傾向が見られるので覚えておいて損はありません。

2-2, ペースと脚質

また、最初のコーナーまでの距離はペースにも影響しています。

大前提として、競走馬は直線でのみトップスピードで走ることができ、コーナーではスピードを落とさなければいけません。

そのため、スタートしてからの最初の直線までが長ければ必然的に前半のスピードは速くなりがちです。

例としてわかりやすいのは大阪杯(阪神芝2000m)と宝塚記念(阪神芝2200m)。
宝塚記念が行われる阪神芝2200mは大阪杯が行われる阪神芝2000mと比較して、最初のコーナーまでの距離を200m長くしたコースです。

そのため前半3ハロンの先行争いが激化しやすく、実際に過去10年で比較しても、距離の長い宝塚記念のほうが最初の3ハロンは速くなります。
結果、差し馬の好走が目立つ舞台になりやすいのが特徴です。

これをまとめてみると
大阪杯(阪神芝2000m)
→最初のコーナーまでが短い
→従って内枠が有利なコース
→従って前半はスローになりやすい
→先行有利

宝塚記念(阪神芝2200m)
→最初のコーナーまでが長い
→従って枠順による有利不利は少ない。(なんなら外枠有利とか言われる)
→従って前半のペースが速い
→やや差し有利

となります。
このように最初のコーナーまでの距離がわかるだけでも、ある程度コースの特徴がわかることが理解できます。

3, 最後の直線



【最後の直線】
★短い
・ロングスパートになりやすい
・内枠が有利になりやすい
・前が有利になりやすい
★長い
・瞬発力勝負になりやすい
・枠順の有利不利がなくなりやすい
・差し馬の好走率があがる

3-1, 最後の直線が短いコース

最後の直線の長さはスパートのタイミングに影響します。

競走馬はトップスピードで走れる距離がある程度決まっていることから、直線が短いコースで最後だけ本気で走っても力を出し切れません。

そんなことは騎手もわかっていることから、コーナー手前から少しづつスパートをかけるロングスパートになりやすくなります。

その結果として影響を与えやすいのがコーナーのラップ。

ロングスパートになるほど3~4コーナーでのラップタイムが速くなり、外を走る差し馬が不利になります。

例えばあなたが学校の校庭でみんなでジョギングをしていたとしましょう。

コーナーで前の人を抜かそうとする場合、ジョギングでしたら少しスピードを上げれば簡単に抜かせます。

しかし、全力で走っていた場合はそうはいきません。
前の人を抜かすためには全力+αのスピードを出さなければならず、抜かすどころか余計なスタミナまで消費してしまいます。

このように、3~4コーナーでのラップタイムが速るということは、外を走る差し馬が不利になるのです。

まとめると

最後の直線が短い
→早めからスパートになる
→コーナーが速くなる
→外を回る差し馬が不利

ということです。

その結果、枠順的にも内枠が有利になりやすい特徴があります。

3-2, 最後の直線が長いコース

一方で、最後の直線が長いと瞬発力勝負になりやすくなります。

これは騎手心理の面からも理解しやすく、コーナーで押し上げていく必要がなくなるためです。

瞬発力勝負になりやすいということは、裏を返せば3~4コーナーは遅いペースになりがちです。

コーナーが遅いということは外を回す負荷も少なくなり、さらに差し馬は直線に向くまでに前との差を詰めることができます。

結果として直線が長いコースでは脚質はもちろん、枠順の有利不利がなくなりやすいのが特徴です。

よく「東京芝1600mは枠順不問コース(安田記念など)」、「阪神芝1600m(外)は外枠のほうが有利(桜花賞など)」と言われるのは、最後の直線コースが長いことが一つの要因です。

4, その他の特徴(コーナー角etc)

コーナーについて簡単にまとめると

・小回りコースはイン前有利になりやすい
・コーナー下り坂のコースはインが強い

コーナーについての詳しい解説はオンラインサロン限定コンテンツとさせていただきます。

また、JRA全10場の全コースの
・スタートから最初のコーナーまでの距離
・最後の直線距離
などもサロン内で公開しています。

JRAで公表されていないものは、google earthを使用しての独自計測データです。予想の参考に是非ご活用いただければと思います。

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