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夏は牝馬なのか?それとも小型馬なのか?

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夏は牝馬なのか?それとも小型馬なのか?

「夏は牝馬」という格言はその名の通り「夏に牝馬のパフォーマンスが上がる」ということです。

一方、牝馬の中でも馬体重が大きい大型馬は夏でもパフォーマンスをあげることはなく、その結果「夏は小型馬」という格言も認知されつつあります。

そこで今回は季節ごとのパフォーマンス変化に注目し、その中でも「馬体重」「性別」にフォーカスして調査しました。


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目次
☆ベルクマンの法則
☆馬体重×季節の成績
☆馬体重×季節×〇〇
☆夏は牝馬に関する研究データ
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※データは近5年、単勝40倍以下
※夏=6,7,8,9月
 冬=12,1,2,3月


☆ベルクマンの法則


「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」


1847年、ドイツの生物学者クリスティアン・ベルクマンが発表した理論、ベルクマンの法則です。

簡単に言えば体の大きな動物はほど寒い地域で生きるのに適しており、反対に暑い地域では生きにくいということです。

たしかし北極や南極のような寒い地域ではホッキョクグマ、シャチ、セイウチなど大型の哺乳類がいる一方、熱帯地域では大型の哺乳類はほとんど生息していません。


ベルクマンの法則は体温維持に関する体重と体表面積の関係から導くことができますが、要は大きな動物ほど暑いのが苦手と考えて問題ありません。


これを競馬において考えると、大型馬ほど暑い時期は苦手であり、一方で小型馬ほど暑い時期は得意だと考えられます。

これが冒頭で述べた「夏は小型馬」という格言の原理です。



☆馬体重×季節の成績


実際に馬体重ごとの季節別成績を調べてみると、以下の通り小型馬は冬に成績を落とし、夏に成績を上げていることがわかります。


≪体重×季節(複回値%)≫
馬体重  冬  夏
450未満 72.6 81.8
450-500 80.4 80.8
500以上 86.2 76.9


上記のデータからも「夏は小型馬」という知られつつある格言はおおむね間違っていなさそうです。

ただし、そもそも体重というファクターは複数の要因が関係しています。


例えば「トラック種別」。
スピードが求められる芝コースと、パワーが求められるダートコースでは後者のほうが大型馬有利と言われています。

しかし、そもそも夏と冬では芝、ダートのレース数が大きく異なり、芝の育成が良好な夏は芝のレースが多く開催されます。

具体的に夏、冬における芝/ダートのレース割合を調べてみると夏は芝のレース割合が約55%なのに対し、冬は約44%しかありません。

つまり「夏は小型馬」という格言はそもそも「夏のほうが芝のレースが多い」ため、成績を上げている可能性が示唆されます。


他にも「性別」。

言うまでもなく、牡馬と牝馬なら後者のほうが体重は小さい傾向にあります。
つまり「夏は小型馬」という格言は単に「夏は牝馬」を言い換えているだけということが否定できません。


体重と性別のように相関関係の強い予想ファクターを複数採用することは、多重共線性を招く恐れがあるので注意が必要です。



☆馬体重×季節×〇〇


というわけで前述のファクターも考慮して解析を行ってみます。

まずは「トラック種別」
芝とダートです。


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