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【仮説】ダート路線の現役サイクルは早くなる?

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【仮説】ダート路線の現役サイクルは早くなる?

≪目次≫
☆現3歳世代の活躍
☆リーディングサイヤーと勝利数
☆出走可能なレース変化
☆まとめ


☆現3歳世代の活躍


本来ダート競走は年齢(キャリア)が重要であると言われ、一般的には3歳よりも古馬のほうが優勢になります。

これはダート特有のバテバテになる際のスタミナは調教では補えないことや、砂被りに対する慣れ、さらには早期育成のメリットが少ないことなどがあげられます。


しかし、今年の3歳馬はすでに周知のとおり、古馬相手にも活躍する傾向にあります。

11月頭にはみやこSでは3歳馬のサンライズジパングが完勝。
その次の日、JBCレディースクラシックを3歳のアンモシエラが勝利。そして3着にも3歳のテンカジョウが入り、G1でも好走する馬がみられています。

以上から今年の3歳馬が強いというのは間違いなさそうですが、そもそもダート馬の競走サイクル自体が早くなっているのでは?という気がしたので、データとともに私が考えている仮説を記しておきます。


☆リーディングサイヤーと勝利数


JBIS Searchでダート競走における年度別のリーディングサイヤー(中央)を検索すると、これまで1位を守り続けていたヘニーヒューズが失墜し、今年からドレフォンが首位になっています。


2024年
1位 ドレフォン
2位 ヘニーヒューズ
3位 ロードカナロア

2023年
1位 ヘニーヒューズ
2位 ドレフォン
3位 シニスターミニスター

2022年
1位 ヘニーヒューズ
2位 キングカメハメハ
3位 ロードカナロア

2021年
1位 ヘニーヒューズ
2位 ロードカナロア
3位 シニスターミニスター

2020年
1位 ヘニーヒューズ
2位 ゴールドアリュール
3位 シニスターミニスター


ドレフォンを繁用している社台SSは近年はダート系種牡馬も多く種付けしています。

実際に今年の3歳ダートの中央競馬勝利数ランキングでは初年度産駒となるニューイヤーズデイが3位。
そして2歳世代においては同じく初年度となるナダル産駒が2位に倍以上の勝利数で1位になっています。

このことからも社台SSの種牡馬は芝だけでなく、ダートにも本格的に力を入れ始めた可能性が考えられます。


☆出走可能なレース変化


2024年、ダート競走改革により3冠レースが整備され、それに伴いステップレースも新設されました。

以前の中央所属の3歳馬はユニコーンS、レパードS、ジャパンダートダービーくらいしか重賞レースはなく、昇級しても出走できるレースに制限がありました。

しかし2024年のダート三冠改革により、中央所属の3歳馬はユニコーンS、レパードSはもちろん、追加でブルーバードC、雲取賞、京浜盃、羽田盃、東京ダービーと多くの重賞に出走できるようになりました。
さらにそれらの賞金額もアップしており、以前よりも稼ぎやすくなっています。


つまり以前のダート路線は早期育成に力を入れたところで出走できるレースが少なくメリットが少なかった。
一方で、ダート改革以降は出走できるレースも増え、そしてそれらの重賞の賞金額まであがったため、早期育成に力を入れるメリットが非常に大きくなっています。


☆まとめ


以上をまとめると

①ダート改革により、ダート馬の早期育成メリットが増えた。
②そのせいか?血統だけ見ても社台SS系の種牡馬成績が上昇している
③今後はダートにおいても早期育成に力を入れている馬が上位を占めていく可能性がある

ということです。


なのでダート3冠挑戦の初年度となった今年の3歳馬が強いのはもちろんですが、今後はダート路線の競走馬サイクル全体が早くなり、来年の3歳馬も古馬相手に活躍する姿がみられるのではないかと思っています。


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