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第3章 会社の昇進要件を知る

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第3章 会社の昇進要件を知る
【前回までのあらすじ】
ライバルを蹴落としたり、上司に媚び売ったりして、ずんずんさんは頑張った。
victoryの味を求めて…。

⭐️⭐️⭐️ ⭐️⭐️⭐️

というわけで、頑張った甲斐あって段々と会社で居心地がよくなってきた私である。
そんな私の中にある思いが芽生えてきた。

今までの私は自己評価が低く、

「自分なんて出世できるわけない…」

といじけた気持ちで下っ端仕事に勤しんでいた。

しかし、第1章で中国人とのポジション争いに勝ち、第2章で上司の寵愛を得ようと邁進しはじめると、私自身に変化が訪れたのだ。

出世したい…!!!

そう強く思うようになってきたのだった。

権力があれば、みんなちやほやしてくれる…。
こんな無駄な精神戦をしなくて済むはずだ…。

というか、年齢的に次の転職を考えた時、職位が上がってないとまずいとも思っていた。
(この時は自分が独立するとは夢にも思っていなかったのだ…。)

出世しよう!

私はそう決意した。

しかしそう思うと同時に、

出世ってどうするんだ?

と頭を抱えるのだった。

私は出世する方法など全く知らなかったのだ…!

出世といえば….と、私は隣のデスクに座る先輩のことを考えた。
1章、2章で存在を匂わせておいた先輩の登場である。

先輩は私より年上の女性で、めちゃくちゃ仕事ができる人だった。
ちなみに「先輩」と呼んでるが、私と彼女は全然別の仕事をしているため、実は先輩でもなんでもない。ただの同僚である。私はリスペクトの意味を込めて、彼女を心の中で勝手に「先輩」と呼んでいた。

先輩は経理の神に愛されし申し子であった。

経理には時々こういう人材が存在する。
例えば、私は霊感派経理(?)であったので、Excelを見ながら「何か違う気がする…」と困惑していると、先輩に相談すれば彼女はすぐに原因を見つけ問題を解決してしまう。
その能力をひけらかすわけでもなく先輩は性格も温和で面倒見がいい人間であった。

人望、能力の点で、私のチームメンバーは全員、彼女の方が上司よりもマネージャーに相応しいと考えていた。

しかし、先輩はマネージャーでもなければ、出世もしていない。

階級は私と同じだったのだ。

彼女は上司より長くこの会社にいる。ちなみに3ヶ国語喋れる公認会計士でもある(震)

それでも出世していない…一体なぜなのか…。
私はそこに何かが隠れているような気がした。

一つだけわかることは、どうやらこの会社は「社歴」や「仕事ができる」だけでは出世できないようだった。

では一体どうしたらいいのか…。

若い頃の私は、会社で生きていくためには仕事だけしていればいいと思っていた。仕事だけしていれば、誰も何も文句は言わないと考えていたのだ。

しかし、何度か挫折をし嵌められ、生き残っていくのが精一杯で、そのうち私は出世のことなど考えないようになった。

ただぼんやりとしたキャリア設計をして、ぼんやりとそれにそって仕事をする…これでは、出世欲があって能力の高い人間が目の現れたら一瞬で駆逐されてしまう。

もしかして、今まで私が社内政治で負けまくっていたのもそのせいかもしれない。

自分を守るためには権力が必要なのだ。

そこで私ははっと気がついた。

先輩ももしかしたら…社内政治で「負けた」側の人間かもしれない。

だからどんなに仕事ができても昇進せず、私のような人間と同じ職位で、安い給料でコキを使われているのだ。

だとしたら…つらい…。

能力に見合った地位が欲しいし、給料も欲しいし、部下を持ってチヤホヤされたい….。

この状況から抜け出そう。
そう思った私は、出世するために何ができるかを考えた。

私にはやることが2つあった。

まずは出世するために必要な「表向きの要件」を調べること。
そして本当に出世するための真の要件、つまりは「裏の要件」探る必要があったのだ。

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