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chapter6 自分を大切にする

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chapter6 自分を大切にする
「犠牲者」のポジションに居続けるということは、自分で自分をいじめ続けているようなものです。
その状態から脱するためには、いつまでも自分を助けてくれる「救済者」を待っている場合ではないのです。
救済者の救いを待つのではなく、自分で自分を救うことを意識しなければいけません。
自分で自分を救うとは、
自分で立ち上がり、
自分で自分を守り、
自分を大切にしていくこと
を意味します。
しかし、長い間、犠牲者のポジションにいた人はこの意味が良くわかりません。
私もそうでした…。
もしも親が小さいころから「あなたは宝物よ」「大切な存在よ」と声をかけてくれていたら今頃人生はどうなっていたでしょうか?
きっと今頃、ニューヨークでコラムニストになっていたかと思います。知らんけど。
少なくとも、自分自身で自分を大切な存在と思えれば、自分をぞんざいに扱うということはしないはずです。
しかし、親に
「なんでこんなこともできないんだ」
「そんなことをするな」
「お前はなんてバカなんだ」
と否定する言葉ばかりかけられてきたとしたら、どうなるでしょうか?
自分のやることなすことを否定されると、子供は「自分はダメな人間だ」と思うようになります。そして、
「自分は親の期待通りに生きられていない」
と考えるようになります。
そして、親の期待に応えられないので「自分は愛されていない」と考えてしまうのです。
親に愛されていないという思いは、人生に悲壮感を与えます。
愛されない自分は、価値がないと思ってしまいます。
親にぞんざいに扱われてきたように、子供は自分のことをぞんざいに扱ってしまうため、​​自分で自分を破壊するような行為をしてしまうのです。
自分で自分を破壊してしまう行為には色々なものがあります。
例えば、
人間関係を破壊する
大切にしてくれない人と付き合ってしまう
身の丈にあっていない浪費する
っといったことです。
自分を大切にできていれば、
人間関係を大切にして、自分の大切な人たちと付き合い、未来のためにきちんと貯蓄するはずです。私も昔は人間関係を破壊しまくっていたような気がします…。
人間関係のリセットって快感なんですよね。
今までの煩わしいことが、リセットすることにより、全て無くなったような感覚に陥ります。
実際はそんなことはなく、心の中に澱がたまるだけなのですが…。
同じことを繰り返し、澱がたまりつづけると「自分は人間関係を続けられない人間なんだ」と自己評価が下がっています。これは余談ですが。

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