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ラノベで魅力的な仲間を書くコツとは?誰でも簡単にできる方法を紹介

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ラノベで魅力的な仲間を書くコツとは?誰でも簡単にできる方法を紹介

この記事の作者はプロのラノベ作家です。


Q、質問なんですが、魅力的な仲間ってどう書けばいいか悩みます。

魔法科高校でいうとレオとエリカ、ミキヒコみたいな仲間です。ヨイショするお茶汲み役を上手に書けないで困ってる感じです。


A.一番分かりやすく応用が効きやすい手法の例の一つとしては、「主人公がいないところでも主人公をアゲるようなことを言っている」という手法があります。

例えば主人公がいない場所において、キャラAとBが


「この状況、俺たちにはどうしようもできないぞ」

「とりあえず、(主人公)が来てくれるのを待とう。俺たちだけで判断するのは危険だ」


みたいな会話の一往復を出すだけで、主人公を慕うキャラとしての魅力はあがります。


「本人がいないところですらそう言ってるんだから、本気でそう思ってるんだろうな」感があがるからです。


あとは、過度にならないレベルで周りのキャラに会話の「さしすせそ」をよく言わせるだけでも効果があります。

(=さすがだな、しらなかった、すごいなあ、センスがいい、そうなんだ、等)


これはかなりダイレクトな表現になりやすい(一般文芸タイプの作品で使うとわざとらしくなりすぎて違和感が出ることがある)ものですが、ラノベや特にWEB投稿系の作品では、主人公をヨイショしてくれる魅力的な仲間感を発揮することに繋がりやすいです。


すごく極端ですが、ヒロインから主人公に「さすが○○さんですね、私そんなこと知らなかったです」と言わせるだけでも、手軽なヨイショ感は得られます。


一応本質的な部分に触れますと、


最も重要なのは「主人公をヨイショしてくれるお茶汲み的な役の仲間をうまく書く」ということをするために、大前提として「主人公が持っているが周りはもっていないスゴさはなにか」を確定させることです。


主人公はものすごい権力をもっているでもいいですし、権力は持っていないがスゴい頭脳と知識をもっているでもいいですし、権力も知識もないが人を想う優しさだけはスゴいでも最悪構いません。


このスゴさを確定させたあとに、仲間がこのスゴさをどうやって褒めるだろうかということを考えれば相対的に仲間も魅力的に描きやすいです。


もしここが確定せずに、仲間たちから主人公に対し「カッコいい」や「頭が良い」や「体力がありますね」など褒めまくってしまうと、地盤が確定していないのにやたら褒めているという感覚から逆に嘘っぽく見えてしまうので注意が必要です。


2024年6月20日に作成した記事


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