Web小説で人気を出すためのストーリー構造は商業でも通用する?

テキスト

Web小説で人気を出すためのストーリー構造は商業でも通用する?

この記事はプロのラノベ作家が監修しています。


Q.ストーリーを盛り上げていくコツは

①主人公の大目標を決める。
②その大目標を達成するための小目標を決める。
③この小目標を達成することで、大目標に近づいていくようにストーリーを設計する。


ことだと考えています。
現在、カクヨムの累計総合ランキング2位になっている作品の人気の秘密を私なりに分析したのですが、本作は、この型を突き詰めたものではないかと考えています。


具体的には、


①、小目標を大量に用意し、 ほぼ連作掌編のような形で、次々に解決することで、読者に立て続けに満足感を与えている。
②、主人公が大目標に近づいているようで、なかなか達成できない漫画ONEPIECEのような構造を用意し、①の快感を、大量に提供し続ける。


ということをしています。


破滅の回避という大目標に近づくという目的の元、主人公は領地経営をしたり、学園で無双したり、暗躍する秘密の組織を作ったりと、かなりいろんな要素を大量に入れ込んで、①を達成しています。
(おそらく、読者を飽きさせないための工夫です)


このやり方が、おそらくカクヨムのようなWeb小説投稿サイトで、評価を得るには最適解になるのではないか?
と現在のところ、考えています。


調べてみたところ、刊行されている書籍化版の売り上げも、かなり好調なようです。
このストーリー構造をは商業流通のラノベ市場、漫画市場でも有効と言えるでしょうか?


A.いただいたストーリーの作り方は、全く間違っていないと思われます。王道中の王道の構造と本質的に同じものです

これはつまり、「魔王を倒さなければならない」→「魔王を倒すには伝説の剣が必要」→「だから伝説の剣を求めて旅に出る」という、王道中の王道の構造と本質的に同じものです。


昭和の漫画、平成初期のRPGをはじめとして、古来より当たり前のように使われ続けてきたストーリー作りの手法であり、大目的を達成するための小目的を積み重ねていくという作り方は、絶対に間違っていない王道手法であることをある意味歴史が証明しています。


そして、Web小説であれ新人賞であれ、結局のところ小説の評価を上げる方法は、基本的な創作技術に従順に従うこと——これに尽きると考えるのであれば、こうした基本事項を大切にすることこそが、評価を上げるための最短ルートになります。


カクヨム累計2位の作品が示しているのは、新規性のあるトリックというより、「王道を極めて高い密度で実行している」ということなのだろうと思います。


①小目標を大量に用意して連続して解決させる、②大目標はなかなか達成させずに快感を提供し続ける、というご分析も、まさに王道の運用そのものであると考えられます。


そのため、商業ラノベ市場や漫画市場でこの構造が機能しないということはまずない、と断言してほぼ問題はないと思います。

(商業の世界で長らく機能してきたからこそ「王道」と呼ばれているわけで、市場が変わってもこの骨格自体が無効になることは考えにくいという意味です)


2026年5月20日に作成した記事


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