化粧水の効果効能

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化粧水の効果効能

化粧水の有効性

年末最後のコラムは化粧水とについて効果のあるもの、医学的な根拠に基づいて分かりやすく解説していきます。
私のお勧めするVCローション、幹細胞ローションは理想的なバランスに仕上げており、今日のコラムによりその有効性がよくわかると思います。

まず、化粧水には他のアイテムとは異なるスキンケア効果があり、その中でも最も注目すべきは「浸透性」です。
水溶性成分や油溶性成分の浸透性に焦点を当て、化粧水が他のアイテムよりも優れている理由を科学的な根拠をもとに詳しく解説していきます。

研究データとして、水溶性成分ではカフェイン、油溶性成分ではイソプロピルメチルフェノールなどを用いて、化粧水・乳液・クリームの3つのスキンケアアイテムにおける浸透性を比較ている研究があります。

その結果、水溶性成分では化粧水の浸透性が最も高く、油溶性成分でも同様でした。これは化粧水が成分の種類に関わらず、最も浸透性が高まることを示しています。

この浸透性の違いは、化粧水の特有の製剤と相性があるようです。具体的には、化粧水が肌に触れると、水中にわずかに溶けた油溶性成分が疎水相互作用によって肌に引き寄せられ、その結果、成分が肌に多く浸透することが可能になります。逆に、乳液やクリームは油分が多く含まれているため、水溶性成分の浸透性が低くなります。

要するに、化粧水は他のスキンケアアイテムと比較しても、成分の浸透性が最も高いことが分かりました。これは知られていないかもしれませんが、重要なポイントです。今後もこのポイントを踏まえ、化粧水の効果を上手に活かしていただければと思います。

代表的な美容成分

代表的な水溶性の美容成分には、次のようなものがあります。

ビタミンC
ナイアシンアミド
ビタミンC誘導体
グリチルリチン酸ジカリウム
トラネキサム酸

これらの美容成分は、化粧水で使用することで乳液やクリームよりも肌への浸透性が向上すると考えられます。

化粧水のデメリット


化粧水は成分の浸透性において乳液やクリームよりも優れていますが、ただし使い方には注意が必要です。以下は化粧水のデメリットです。

成分が分解されやすい:
化粧水は水分が豊富であり、多くの美容成分は水中で不安定となりやすい性質があります。特に水溶性の成分は、化粧水中で分解されやすく、その結果として美容効果が低下します。例えば、ビタミンA誘導体などは化粧水に配合すると安定性が損なわれやすいです。

使用時に刺激が出やすい:
化粧水は浸透性が高い反面、使用時に刺激を感じることがあります。これは浸透性が高いために、成分が肌に素早く吸収されることによるものです。

以上を考慮すると、単に浸透性が高いからといって無闇に使用するのは避けるべきです。

使用時の注意:
・3ヶ月以内に使い切る:
化粧水に含まれる美容成分は比較的早く分解される傾向があるため、できるだけ早く使い切ることが望ましいです。
・化粧水は刺激が出やすいため、使用時に違和感を感じた場合は即座に使用を中止し、使用量を調整するなどの対応が必要です。特に私が処方する医療用化粧水は成分濃度が高いので、注意が必要です。


化粧水の理想的な使い方


これらの情報を踏まえて、化粧水の理想的な使い方について以下に示します。

特に取り入れたい美容成分は化粧水で取り入れる:
肌に効果的な美容成分は、なるべく化粧水として使用するのが良い。化粧水は成分の浸透性が高いため、美容成分が肌にしっかりと浸透しやすくなります。

とろみのない化粧水を使う:
化粧水の粘度は低く、サラサラとしたテクスチャーが理想的です。増粘剤を含むとろみのある化粧水は、成分の浸透性に悪影響を与える可能性があります。

オススメの成分:

ナイアシンアミド
G2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
ビタミンC誘導体 APPS
トラネキサム酸
幹細胞(成長因子)

今日は詳しい有効成分の説明は省きますが、今後詳しく発信していきますのでお楽しみにしてください!!


これらのポイントを考慮しながら、化粧水を適切に使用することで美容成分の浸透性を最大限に引き出すことができます。

オンラインサロンで取り上げてほしいものがある方はどんどん書き込んでください。

それでは良いお年をお迎えくださいませ。

Dr.JUN





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