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物語の鉄則。主人公キャラは善人であるべき。ヘイトコントロール

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物語の鉄則。主人公キャラは善人であるべき。ヘイトコントロール

この記事の作者はプロのライトノベル作家です。


物語をおもしろくする秘訣はヘイトコントロール

読者は善人が成功して幸せになるところが見たいです。
嫌なヤツや悪人が、ひどい目に合うところが見たいです。


これは人間の本能的に根ざした心理であり、ほぼ絶対的な法則です。


このため主人公は、徹底的に善人に見えるような工夫が必要です。ヒロインなどの主人公サイドの人間も同じです。


主人公が悪人に見えるような言動を取ると、応援したくなくなります。


大ヒット漫画「ONE PIECE」の主人公ルフィが、「俺は海賊王になる!」と言いつつ、略奪や殺人をしないのは、このためです。
これをヘイトコントロールと呼びます。


憎んで欲しい敵キャラクターには、ヘイト(憎しみ)を溜めて、主人公が勝った際に、スカッと爽快感を得られるようにします。敵は「強くて悪いヤツ」の方が盛り上がります。


敵キャラには徹底的にヘイト(憎しみ)を溜めて、主人公にはヘイトが一切向かないように読者の心理をコントロールするのが、おもしろい物語を作るための秘訣です。


主人公には善人性が必要

善人性というのは、かなり重要な部分です。


例えば、主人公は悪徳領主を目指していたのに、やっていることが逆に人々のためになって感謝されるというのが、Web小説のテンプレです。
主人公が本当の悪になると、おもしろくなりません。


魔王が人々のために戦うなど、悪人なのに善を成すというのがおもしろさの秘訣です。
読者は善人が成功して幸せになるところが見たいのです。


主人公無双には、実はデメリットがあります

それは他者に正統な理由もなく暴力を振るうのは悪いことである、ということです。


気持ちよく無双するためには、敵は「悪くて強いヤツ」である必要があります。
ラノベ主人公が盗賊や魔物退治をするのは、相手が「悪くて強いヤツ」だからです。


主人公が悪い人間や嫌な奴だと思われるリスクは徹底的に回避しましょう。


ダークヒーローは高難易度

ダークヒーローは、「手段が悪で、目的が善」である必要があります。


最近だと漫画「憂国のモリアーティ」に代表されるようなストイックな主人公です。
モリアーティは、弱者を助けるために悪人の貴族を完全犯罪で殺します。
決して私利私欲のために、犯罪を犯しません。


しかし、悪を成したので、ダークヒーローは最後には破滅するというのがお約束です。
悪人が幸せになるところを読者は見たくないので、このような結末になることが多いです。


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