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ヒロインが主人公に面倒事しか持ってこないラブコメの書き方テンプレ

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ヒロインが主人公に面倒事しか持ってこないラブコメの書き方テンプレ

この記事の作者はプロのラノベ作家です。


ヒロインが主人公に面倒事しか持ってこないラブコメテンプレで、重要なのは以下の3点です。


①.主人公が何故ヒロインの面倒を見なければいけないのか、その理由と責任の所在を明らかにする


②.何だかんだで優しい主人公という側面を出してあげる


③.主人公がヒロインのせいで理不尽な状況に陥っている状態を面白おかしく出す


①についてですが、このテンプレを使用した場合に陥りがちな罠は「ヒロインが主人公に対して面倒事しか持ってこないのであれば、主人公はそんな奴ほっぽって他のところに行けば良いのでは?」と、読者に思われてしまうことです。


例えばヒロインが厄介事を主人公に強いてきて、それが面倒で嫌なのであれば、主人公はヒロインなんか相手にせず無視を通していれば問題は解決してしまうという問題です。


しかしこれでは物語が成立しないので、主人公がこの「面倒ごとをもってくるヒロインから逃げられない」という状況を作ってあげる必要があります。
代表的な例が「物理的もしくは空間的な制約」です。


極端な例だと、主人公とヒロインが故障したエレベーター内に閉じ込められ、何とか脱出しようと内側から色々とするがヒロインがドジでむしろ余計に何かを壊すといったパターンです。


この場合ヒロインは面倒事を持ってきますが、主人公はそのヒロインを無視するはずができません。何故なら物理的に同じ空間に閉じ込められているからです。


または、「主人公が上の支配関係がある」も良い例となります。


主人公が何かの組織における上司であり、ヒロインがその上司についている部下であれば、ヒロインが何か面倒ごとを起こした際に主人公は無視ができません。


上司という立場である以上絶対にヒロインの尻拭いをするしかありません。上司と部下に限らず「奴隷とその主人」的な立場でも同じです。


このように、「ヒロインのやらかした問題を主人公は真正面から受けるしかないよね。このヒロインのやらかしの責任の所在は主人公に返るよね」という前提をうまくキャラクターの相関図の中に入れてあげる事が重要です。


②に関しては、①が出来ている前提ですが、なんだかんだでやらかしたヒロインを助けてあげる主人公ってかっこいいよね、というキャラ上げの部分になります。


主人公はこの構図において「別に助けてやりたかったんじゃない。助けないと俺の立場的にも困るから助けてやっただけ」というセリフを必ず言えるので、読者に対して「とかいいながら本当はヒロインの事が大切なんでしょ?」と思わせることができ、主人公のキャラの魅力向上に繋がります。


③に関してはおまけ的要素で、基本的にライトノベルは「理不尽な思いをしているキャラクター」が面白く見えやすいです。


これを主人公に当てはめる形で、「ヒロインが面倒ごとを持ってくるが、その尻拭いをするしかなく怒ったり泣いてる主人公面白い」という構図を出して更に主人公のキャラの魅力アップを狙います。


ここまでやれば、主人公理不尽パターンをかなり最大限に利用できていると言えるのではないかと思います。


2023年10月19日に作成した記事


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