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97二浪のスケジュール①98スケジュール②99取った方がいい100お金

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97二浪のスケジュール①98スケジュール②99取った方がいい100お金
97話 二浪のスケジュール
98話 二浪のスケジュール②
99話 絶対にとったほうがいいよ
100話 お金の話


97話 二浪のスケジュール

面談が終わった翌日(3/20)の深夜、
イケメン先生からメールが届いた。
スケジュールを組んだのでそれについて説明したい 
との内容だった。
イケメン先生は、私の思惑よりも
いつもちょとゆっくりめに
回答をくれるので
このクイックレスポンスに
少し驚きながら 
翌日の夜であれば何時でも大丈夫です。  
と返信をした。
翌日仕事から帰ったら、
FAXが送信されており
受け取って眺めてみるとそこには
忙しそうにワードで箇条書きに打たれた
一週間のスケジュールと
願ってもない文言が羅列されていた。
「英語を最優先に考慮したもっとも勉強効率の良いスケジュールです。
数理に関しては限界まで詰め込むとこれだけ可能です。
このスケジュールだと毎日塾に通うことになり、なおかつ英語が週に4回となります。
英語は正規の授業は月曜と金曜、  
火曜土曜は自由参加とし、来塾すればキャサリン先生が、文法や語彙チェックを行います。」
イケメン塾は少ない先生が、
二つの教室を行き来しながら回しているので、
両方の教室へ息子が顔を出すことで、
濃厚なスケジュールが作れる。
遠いほうの教室がメインの教室なので、
生徒も多いし、先生の滞在時間も長く、
自習用のスペースや教材も確保されている。
そっちへ通う子は、
取っている授業以外の日も、
自習と称して登塾し、
質問と称して、わからない問題を無料で先生に教わル事が可能だった。
息子が通う東京の教室は、
授業が終了すると先生がメイン教室に戻ってしまったり、
そもそも自習するスペースが無かったり、
塾自体が開かなかったりと、
通いたければ、先生に会いたければ、
授業を追加するしかないシステムになっていたのだ。
それらが不満なら、
遠いほうの教室へ通えば
解消されることではあるのだが
通塾時間がかかることに息子が抵抗する。
片道二時間を超えるのだから無理もない。
そのあたりの格差の不満も
今回正直に先生に話し、
もう少し何とかならないかとお願いしたところ
このようなスケジュールとなったのだ。
東京の教室にキャサリン先生が来るのは
週2回だけ、と決まっている。
それ以上をお願いしたければ、
遠い方の教室へ行くしかないが、
遠さは我慢するとしても
キャサリン先生を追いかけて行ってしまうと、
イケメン先生の授業回数を減らすことになる。
それでは本末転倒である。
そこで、イケメン先生がキャサリン先生に無理を言って、
キャサリン先生の
授業日を増やすことで解決してくれたのだ。
キャサリン先生はかなり忙しく、イケメン塾での授業は
イケメン先生からの依頼で生徒を選びながら
時間を融通して来ている状態だったので
この二日間の追加は
かなりイケメン先生が頑張ってくれたに違いなかった。
しかも、東京の塾では難しい
自習という形で入れてくれている。
それだけでも今までにないことだったので
とてもありがたいが
基本の授業とはもちろん違うとはいえ
キャサリン先生承認の自習なので安心感がある。
イケメン先生に泣きついて
「じゃ、単語と熟語はチェックしましょう」 
と無理やり言わせてしまったが、
英語は英語の先生が一任した方が効果がある、
と考えたイケメン先生が熟考してくれたのだろう。
これを「授業」と書いてスケジュールにすると、
料金が跳ね上がってしまう。
自習と書いて、しかも、メイン授業は
遠いほうの教室を指定してくれたことで
コストダウンにもなるよう配慮もしてくれた。
私がたくさん取りたいと言っていた、
イケメン先生の授業時間も
しっかりと明記され、思った以上に多く確保されている。
一浪時代はなかなか追加もできず
(先生の都合&イチローの頭脳のところてん問題)
宿題も無きに等しく、(英語は有)
週一回は休むように言われていたのに
二浪は全部ひっくり返った。
それだけ二浪って大変なんだな。
一方息子は
早々に三者面談を済ませ、
二浪の勉強をスタートさせているマサヒロを始め
他の受験生たちにも差をつけられることを
心配したらしく、少々不安げに
「ウチはいつ面談するの?」と何度か聞いてきた。
「そーねぇ、いつにしようかしらねぇ」
とはぐらかしていたら
普段一言も言わない父親までが
「イチローは今度、いつ塾へ行くの?」
と聞いてきた。
「塾へ行くのもねー、まずはお支払しないとねー。」
イケメン先生は友達じゃないんだ。
会うにはお金がいる人なのだよ。
それを言うと 二人とも黙った。
そしてさらに数日後・・・
私が事細かに面談したことなど一切内緒で
私は息子にこう言った。
「どうしたら合格できるかと、志望校と、学部を、
よく自分で考えて、イケメン先生に相談してきなさい。
お母さんは知らない。
というより、
あなたにとってのベストが何か解らないから、
口出しできないわ。
あまり先延ばししないほうがいいでしょう?
仕事も休めないし、先生には電話で
二浪もお願いしますと言っておいたから
自分でお願いしてきて頂戴。
二浪にかかる費用は
全部あなたが返すという約束なので立替えます。
まあ、私は貸すだけだから
必要ならいくら授業をとってもいいけど、
お金のかかることだからよく考えてね。」
息子はまさか三者面談しないと
私がいうとは思わなかったようで
驚ろきながら、塾へと出かけて行った。

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