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172嘘でもいい173ラストスパート147過去問175三つの力

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172嘘でもいい173ラストスパート147過去問175三つの力
172話 嘘でもいいから貫き通す
173話 ラストスパートどうする
174話 センター試験の過去問
175話 3つの力



172話 嘘でもいいから貫き通す

テレビで ミス撲滅 をやっていた。
こんな番組に興味があるなんて。 
これはミスキングの母には見逃せない。
その番組では
ミスにもタイプがあると言っていた。
優等生タイプのミス  
  
豊富な知識があるから答えはこれだと決めてかかってミスをする
我が道タイプのミス      
だんだんと時間が足りなくなるにしたがって焦ってミスをする
おっちょこちょいタイプのミス   
慌てん坊 正しい答えが出ているのに転記ミスなどをする
ぼんやりタイプのミス     
肝心なことが抜けた答えを書いたり、見直しをしないでミスをする
イチローは 我が道タイプとおっちょこちょいタイプの混合だな。
ケアレスミスには要因があるらしく
それぞれの撲滅方法と一緒に紹介されていた。
ケアレスミスは
入力ミスと
油断ミスと
出力ミス
の三つに分類されていて
①入力ミス   
ひとつのワードに飛びつき早合点したり
問題を読み飛ばしているのに
正しく読んだつもりで解答する事で起こるミス
撲滅するには問題をしっかり読み正確に理解してから解答すること
・問題を図にする
・要点を書き出す
・単位などポイントに印をつける
②油断ミス   
集中力が切れた結果起こる 
計算ミス 
スペルミス 
漢字ど忘れ等
面倒がって途中を端折ることから起こるミス
撲滅するには丁寧さ慎重さをもって問題に取り組み集中力をキープすること
計算ミス 
・スペースのない余白で計算していても  
= をそろえて書く  
・暗算でできる簡単な計算まで筆算する
・単位を省略せず書き込む
和訳
・訳した単語は横線で消す(抜けがわかる)
③出力ミス   
マークミス等の失点などちょっとした手違いで起こるミス
撲滅するには見直しやチェック方法を工夫すること
・解答だけ見て見直す 
マークミスがないか 
ダブってマークしてないか
抜けがないか
誤答を消したとき、誤って他の解答まで消してないか
           
・マとアのような似た文字をあやふやに書いてないか
・スペルだけを見てスペルミスだけを探してみる   
・過去問パターンと決め込まない
毎年120文字で答える形式→今年は150文字!
なんてことはよくある。
とまあ、こんな内容の番組だった。
3年も受験をやっている子がいると 
こんな番組ばかりが気になったり
集中力にいい食材だの、
疲れが取れるおかずだのが気になったりする。
食事はともかく、ミスしないノウハウなんて
私が理解してどうなるものでもないし、
一応、番組は録画してあるが
肝心のイチローに勧めたところで見るかどうかは微妙。
つまり私一人が空回りしているだけなのだ。
こんな風に、
受験前になると親は
頼まれてもいないのに
受験生にいろいろしてやりたくなる。
そのとき、親は受験生の立場に立って
自分だったらこうして欲しいと思うことをしてやろうとする。
でも、親がいいと思ったことと
子供が求めていることはギャップがあり、
むしろ正反対だったりするらしいから厄介なのだ。
本当に難しい。
人に何かをしてあげるって言うのは。
そして、それよりなにより最悪なのが
受験前になると親の方が不安になっておろおろしてしまうことだと言う。
親が不安だと子供はもっと不安になる。
これについては子供が小さいころに実感しているけど
大学受験生くらいの年になっても、やっぱりまだそうであるらしい。
まあ、親が不安のあまり、
つい問い詰めるような質問を繰り返してしまうからかもしれない。
例えば
「滑り止めはさすがに大丈夫だよね?」
みたいな発言だ。
やだ。
やりがち。
受験前親は先走って何かしてあげることよりも 
「大学なんてどこになったって、そんなことくらいであなたの人生何も決まらないわよ」
くらいにド-ンと構えていることがよっぽどプラスになるらしい。
受験勉強をするときに大切なことは
自分に自信を持つことだ。
親が、「どうよ?」と聞きたいのは解るけど子を不安にさせてどうするってことなんだ。
イチローはずっと自分の学力に自信が無かった。
それがそもそもの悪の根源だった。
それはもう長年身に染みていることだけど
現役時代は勉強をすればするほど、自分の学力のなさを見出すことになってしまい、ますます自信を失った。
でも、二年も浪人してさすがに状況は変わってきつつある。
先日、イチローが不意に思いがけないことを口にした。
彼はぽつりとこう言ったのだ。
「・・・最近英語が楽しい。」
え? 今なんて?
英語が楽しいって言った?
あんなに いやだ つまらない わからない 死にたい 
とまで言っていた英語が?楽しい?
私が何か言いたそうな顔をしてたのだろう。
「まだ全然得点できないけどね。」
と 付け加えて彼はスッと部屋へと消えた。
リビングに取り残された私は、紅茶のカップを見ながら
彼の言葉を反芻した。
全然得点できない、か。
ま、そりゃそうだろうな。
でも、楽しいってことはいいことだ。
勉強が楽しく感じるときは 
できる部分に気持ちを集中できた時。
勉強って奴は
自分はできるんだと思うことで
できなかったものもできるようになるらしいのだ。
だから、
「英語が楽しい」
って思えたことは素晴らしい一歩なんだ。
できると言うのは例え思い込みでも効果があるらしい。
できると思い込んで根拠のない自信をもつと
それが本当の自信になっていくのだとか。
私はこういうおまじないみたいな話は、あまり好きじゃない。
非常に胡散臭いが本当らしい。
二年前に比べたら、向上しているイチローではあるが
二浪のキャパからいったら情けないレベルにある。
そして
二浪だからこそ、襲われる強い不安も当然ある。
勉強は自分に自信を持って進めなければ上手くいかないものなのだ。
だから親は少しでも合格に近づけたかったら
大丈夫!という態度を 
嘘でもいいから貫き通してあげることが大切なんだと言う。
母が名女優かどうかで子の合格も決まるのか。

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