【KM105】米30年債利回り5.3%。金は下がるのか、上がるのか

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【KM105】米30年債利回り5.3%。金は下がるのか、上がるのか
8/18現在、米国の30年債利回りが5.327%まで上昇しました。2007年以来、約19年ぶりの高水準です。

同じ日、金価格は1.1%下落し、1トロイオンス=4,364.90ドルとなりました。

その後8/19夜、ベッセント財務長官が突如、「10~30年の米国債について、流動性支援のための買い戻し規模を1回20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増する」
と発表。9月9日から11月4日まで実施されます。 発表後、米30年債利回りは5.203%へ低下し、ドル指数は0.8%下落。金価格は3.6%上昇し、1トロイオンス=4,487.91ドルまで急反発しました。

金は利息を生みません。そのため、米国債を持つだけで5%を超える利息が得られるなら、金を売って国債を買う動きが出やすくなります。

しかし、ここで「金利上昇=金下落」と決めつけるのは危険です。

金利が上がった理由が、景気の強さやFRBの利上げ観測なら、金には下落材料です。

一方、米国の財政赤字や国債の増発に対する不安なら、話は逆になります。
ドルや米国債への信頼が揺らぎ、安全資産である金が買われる可能性があるからです。

実際、2020年代は米長期金利が上昇する一方、金価格も過去最高値を更新してきました。

つまり、金利だけを見れば金は売られやすい。それでも金利上昇の原因が米国への不安なら、金は買われやすい。今回は、この正反対の力が同時に働いています。

目先の下落だけで金の上昇相場が終わったと判断するのも、財政不安だけで金の上昇を決めつけるのも早いでしょう。

今回のマガジンでは、長期金利と金価格の関係を整理し、米国の財政問題がドル円へどう影響するのかを考えます。

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