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長編小説ストーリーの書き方。20万字以降の展開はどう書けば良い?

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長編小説ストーリーの書き方。20万字以降の展開はどう書けば良い?

この記事の作者はプロのライトノベル作家です。


プロ作家デビューした人の悩みで一番多いのが、2巻以降の展開をどうするか?です。

特に3巻になると、もはや書くことが無くなってしまうことが多いです。


3巻目、要するに20万文字以降も物語を続けていくには色々な手がありますが、根本的に一番いいのは「キャラ」の力で続きを書いていくことです。


これだけだと分かりにくいかと思いますので、「ロケットの打ち上げ」を想像してみていただけると助かります。(あの宇宙に打ち上げるロケットです。)


ロケットはまずエンジンを噴射させて飛び立ちますが、ある程度飛んだところで第1エンジンを切り離して、残った第2エンジンを噴射させて更に上に行く2段階噴射的なことをやって宇宙まで行くというのをやることがあります。


それは最初の第1エンジンの燃料だけでは宇宙に行くまでは足りないので、使うだけ使って空容器になったら切り捨ててしまって、途中から違う動力源で第2噴射をやってしまって全部の力を合わせて宇宙まで行こうという考えによるものです。


例えば、なろう発書籍の場合、この第1エンジンが俗にいう「テンプレ」、第2エンジンが「キャラの力」です。


おおよそ2巻分=20万文字くらいまでは第1エンジンで売り上げを伸ばし、ただ3巻目以降はテンプレの種類が尽きる=第1エンジンが燃料切れを起こすので、3巻目からはキャラの力で続巻を出し続けます。


キャラの力とは、言い方は悪いですが「そのキャラが出てればとりあえず何とかなる」というキャラです。


例えばSAOを例に出しますが、SAOは作品中盤以降は既にキリトとアスナというキャラクターに人気があるので、キリトとアスナを出して活躍させてればとりあえずエンタメ作品として楽しめるという状態になっていました。


言い方を変えれば、無理にテンプレを使わずともキリトとアスナという人気キャラが出てくるだけで作品が成り立つという状態になっていました。
これはSAOに限ることでもなく、(更にラノベに限ることでもなく、)例えば漫画等でも一緒です。


という訳で話をまとめると、
2巻くらいまでは(=20万文字までは)テンプレを用いた脚本でしっかり人気を稼ぎ、(=第1エンジン)そして同時にこの2巻の間で主人公やヒロイン、仲間たちというキャラクター自体に人気をもたせる努力が必要です。


3巻・4巻くらいでテンプレが尽き始めるので、ここから第2エンジン「キャラの力」で進むことを狙います。


つまり2巻目までにそのキャラクターたちに人気を持たせて、「正直このキャラたちが好きだからこいつらが出てくれてるだけで面白い」状態を作り、そのキャラたちの力でさほど込み入ったテンプレがなくとも進める状態を作るということです。


これが成功すれば永遠に作品を続けることができます。(もちろん、その合間合間で最小限のテンプレの使用は不可欠となりますが)


そういった意味では、作品作りにおいて一番大変なのは最初の20万文字かもしれません。


テンプレを用いて作品を盛り上げながら、この期間にキャラクターたち自身にも人気を持たせなければいけないからです。


他のやり方として、プロ作家の間で特に有効だと言われているのは、


1・別の国に行くなどして物語の舞台を移す。

2・そこで新キャラを出す。新キャラとの絡みで話を作る。


というやり方です。

どうしても困ったら、この方法で物語を続けることができます。


2023年10月11日に作成した記事


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